年収400万円の平均貯蓄はいくらか
コロナ禍をきっかけに生活スタイルが変わった人は多いのではないでしょうか。 なかには、「外食が減った」「通勤がなくなった」「都心から引っ越した」などと、出費に影響する変化も起きているのではないでしょうか。 ウィズコロナ、アフターコロナに合わせて生活スタイルを調整中の人もいらっしゃるかと思いますが、将来を見据えて生活を組むことも重要です。 国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者数5245万人の平均年収は433万円となっています 。 今回は年収400万円のお金の様々な事情を見ていきます。
「年収400万円台」を深堀り
「給与所得者の平均年収は433万円」といわれてもイメージが鮮明とならないので、より詳細を見てみます。 【年収400万円台(1年を通じて勤務した者)】 ・平均年齢:43.2歳 ・平均勤続年数:11.9年 ・平均給料・手当:379万9000円 ・平均賞与:67万6000円 ・平均給与(年収):447万5000円 政府統計によると、年収400万円台の平均年齢は43.2歳で、平均給料・手当は約380万円、月額にして約31万6600円となりました。 年収を12均等割りして月収とすると、約37万3000円となります。 次に、貯蓄のデータも見てみます。
年収400~450万円世帯の貯蓄はいくらか
年収400~450万円世帯の貯蓄について、総務省統計局の「家計調査(貯蓄・負債編)詳細結果表(2020年(令和2年)第8-2表)」のデータを見てみます。 【年収400~450万円・勤労世帯】 ・平均年齢:50.6歳 ・世帯人員:3.23人(うち18歳未満人員:0.87人) ・持ち家率:73.8% ・平均年収:423万円 ・平均貯蓄額:911万円 世帯年齢は50.6歳で、家族は3人、18歳未満の子供が1人いるというのが日本の「年収400~450万円・勤労世帯」の平均的な家庭状況ということになります。 平均年収が400万円強に対して貯蓄は約2倍の900万円強となっています。