ものづくりの歴史存分に 黒部「YKK AP技術館」
●一般見学始まる YKK AP(東京)が創業の地である黒部市吉田の黒部製造所に建設した「YKK AP技術館」で23日、一般向けの無料見学が始まった。家族連れらが建材事業の始まりから発展、成長を遂げたものづくりの歴史に触れた。 家族と訪れた黒部市村椿小6年の光田結香さん(12)は友達の家で見たのと同じタイプの木製ドアを見つけ、「あらゆる場所にYKK APの製品が潜んでいることが分かった」と声を弾ませた。 元YKK AP社員で入善町の西川則男さん(83)は「今は製造していないアルミ製ショーケースが飾ってあり、仲間と手掛けた若いころがよみがえってきた」と懐かしんだ。 谷畑弘之館長は「悪天候にも関わらず、たくさんの人に足を運んでもらった」と話した。初日は163人が訪れ、年間5500人の来館を目指す。無料見学は午前9時~午後4時半で10人以上の団体は予約が必要となる。