イギリスGP予選はサインツが雨の中F1初PP!最遅ペレスに次ぐ151戦目…2番手フェルスタッペン、3番手ルクレール、角田裕毅はQ2進出13番手|F1
2022年のF1第10戦イギリスGPの予選が現地時間2日行われた。 現地シルバーストンはFP3の段階ではドライだったものの、予選前から雨が振り始め、Q1開始とともに全マシンはインターミディエイトを履いてタイムを出しにいった。 各ドライバーが走行を重ねることでレコードラインが走りやすくなるという状況となり、タイムは徐々に上がっていく。 結局15番手に入れずQ1脱落となったのは、アレクサンダー・アルボン、ケビン・マグヌッセン、セバスチャン・ベッテル、ミック・シューマッハ、ランス・ストロールの5台だった。 アルファタウリ勢はドライのFPで苦労していたが、予選Q1では雨を利してピエール・ガスリー11番手、角田裕毅13番手でQ2へと駒を進めている。 続くQ2では雨が強まる中、インターミディエイトで15台がトラックに出た。ここでは最初にタイムを出したマシンが有利となり、Q2終盤には角田含め複数のドライバーが新品のインターミディエイトに履き替えてコースに出るが、タイムを更新できず。 結局トップ10に届かなかったのはガスリー、バルテリ・ボッタス、角田、ダニエル・リカルド、エステバン・オコンの5台だった。 上位10番手までのグリッドを決めるQ3では引き続き不安定な天候となり、マックス・フェルスタッペンがアタックラップ中にスピンする場面も。フェルスタッペンはセクター1&2で全体ベストを出しながら、最終セクター3区間でミスしてしまう展開が続くも、残り4分で1:42.996のトップタイムを叩き出す。 残り1分が迫り、カルロス・サインツ、シャルル・ルクレールが次々にトップタイムを更新するも、ここでフェルスタッペンが1:41.055で最速を更新。だがチャージドラップをせずに走り続けたサインツが、土壇場で1:40.983で全体トップに躍り出る。 このままサインツがポールポジションを獲得。キャリア151戦目で初のポールとなった。これは今季のサウジアラビアGPでセルジオ・ペレスがマークした215戦目のキャリア最遅に続き、史上2番目の遅さでの初ポールとなった。 2番手はフェルスタッペン、3番手ルクレール、4番手ペレスと、トップ4はフェラーリ&レッドブルが占めた。 5番手ルイス・ハミルトン、6番手ランド・ノリス、7番手フェルナンド・アロンソ、8番手ジョージ・ラッセル、9番手チョウ・グァンユ、10番手ニコラス・ラティフィという順番となった。