学校健診従事の医師逮捕受け陳謝 岡山市教委、子どもの心ケアへ
岡山市の医師の男が逮捕された事件を受け、市教委の谷岡哲郎学校教育部長らは4日、市役所で記者会見し「生徒や保護者、地域の皆さまに多大なご迷惑、ご心配をおかけし、深く謝罪申し上げる」と陳謝。スクールカウンセラーを派遣するなど子どもの心のケアに努める方針を示した。 市教委によると、男は市医師会の推薦を受け、いずれも非常勤職員として2021年度は市立学校の定期健診に従事する協力医を、22年度は学校医を務めた。勤務態度に問題はなかったという。市教委は被害者特定の恐れや子どもの人権に配慮する必要があるとして、担当した学校や従事した期間など詳細は明らかにしなかった。 今後については「事実関係を確認の上、厳正に対処する。市医師会などと協議し、再発防止に努めたい」と説明した。