欧州で新型アウディQ5スポーツバックが登場、日本導入時期は未定
最新世代のデザインを採用してスポーツバックらしいデザインを形成
2024年11月26日(独・現地時間)、アウディAGはミッドサイズSUV「新型Q5スポーツバック」を発表した。2024年9月2日に登場した新型3代目「Q5」のスポーツバック版で、「Q5スポーツバック」としては2代目となる。 【写真はこちら】Q5スポーツバックの最大の特徴は「ダイナミックでエレガントなルーフラインが醸し出すスポーティなエクステリア」。(全8枚)
2008年にデビューしたアウディQ5は、A4/A5をベースとしたミッドサイズSUVとして大成功し、プレミアムSUV市場を開拓。以来、第2世代へ進化しながらと15年にわたり、プレミアムSUVの王道を歩んできた。第2世代ではクーぺライクな「Q5スポーツバック」も発表し、また新たな魅力を追加、昨今ではQ5をも上回る人気となっている。 今回登場した「新型Q5スポーツバック」は2024年9月2日に登場した新型「Q5」のスポーツバック版で、最大の特徴は「ダイナミックでエレガントなルーフラインが醸し出すスポーティなエクステリア」。幅広いシングルフレームグリルや彫刻的なヘッドランプなど、最新世代のデザインを採用しながら、ショルダーラインがリアに向かってわずかに上昇し、Bピラーから傾斜するルーフラインを視覚的にサポートするスポーツバックらしいデザインとしている。また、その上で、アドバンスとSラインの2つのバージョンの仕様が設定される。 インテリアも新しいアウディのデザイン哲学を体現。大型の「アウディMMIパノラマディスプレイ」と助手席前の「MMIパッセンジャーディスプレイ」を組み合わせて、3次元の「デジタルステージ」を形成。ラゲッジスペースの容量はQ5スポーツバックが515~1415L、SQ5スポーツバックが470~1388Lとなっている。
最新の縦置きエンジン用のPPCプラットフォームを採用
プラットフォームは縦置きエンジン用のPPC(プレミアムプラットフォームコンバッション)を採用、ここに48VのMHEVシステム「MHEV plus」がサポートする3種類のパワーユニットを搭載する。 エントリーグレードの2.0TFSIガソリンは、最高出力150kW(204ps)/最大トルク340Nmを発揮し、FFとクワトロを設定。ディーゼルの2.0TDIは150kW(204ps)/400Nmを発揮、クワトロのみの設定となる。そしてSQ5は270kW(367ps)/550Nmを発揮するV6 TFSIガソリンエンジンを搭載、こちらもクワトロのみの設定だ。 いずれのパワーユニットも48VのPTG(パワートレーンジェネレーター)を搭載、トランスミッションは全車7速SトロニックDCTで効率のよいスポーティな走りを見せる。 新型Q5スポーツバックは欧州で2024年12月から受注を開始、価格は5万4800ユーロ(約877万円)から、SQ5は8万5400ユーロ(約1366万円)からとなる。今後は大容量バッテリーと外部充電を備えたPHEVモデルも用意されるという。
■アウディQ5スポーツバック ラインナップ
2.0 TFSI:最高出力204ps/最大トルク340Nm、FF/クワトロ、48Vマイルドハイブリッド 2.0 TDI:最高出力204ps/最大トルク400Nm、クワトロ、48Vマイルドハイブリッド SQ5 3.0 V6 TFSI:最高出力367ps/最大トルク550Nm、クワトロ、48Vマイルドハイブリッド
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