【ベトナム】1~7月のゴム輸出、量減少も金額は増加
ベトナム税関総局によると、2024年1~7月のゴム輸出量は前年同期比7.5%減の91万2,725トン、金額ベースでは5.9%増の14億米ドル(約2,020億円)だった。輸出価格が上昇しており、通年の輸出額は前年を2億~4億米ドル上回る30億~32億米ドルに達する可能性がある。23日付トイバオキンテー電子版が報じた。 輸出先としては依然として中国が最大で、1~7月の輸出量は前年同期比18.6%減の61万7,033トン、金額は8.2%減の9億2,463万米ドルだった。ゴム輸出量全体に占める中国のシェアは67.6%で、前年同期の76.8%から低下した。2位の輸出先はインドで19.9%増の7万4,277トン(シェア8.1%)、3位は韓国で5.8%増の2万7,793トン(同3%)。 ベトナム・ゴム協会(VRA)によると、ゴムの輸出価格は最近高止まりしている。7月の1トン当たり平均価格は1,655米ドルで、前月に比べ2.9%、前年同月に比べ26.8%それぞれ上昇した。年初7カ月の平均価格は1,551米ドルで前年同期に比べ14.5%高い。