やってることは「ストーカー」だけど？

クラスメイトの天川美空が好きな和見正。好きが強すぎて、誕生日や血液型、好きな食べ物、嫌いな食べ物、趣味などを調べ上げた。ほかにも、SNSの更新頻度や会話の盗み聞き、休日の過ごし方や体を洗う順番など、やりすぎなくらい彼女のことを調べ上げている。人はそれを「ストーカー」というが、和見にとっては「純愛」だった。少し重い愛を抱えた和見は、放課後に彼女の秘密を知ってしまうが――？ 【漫画】本編を読む ホンノシオリ(@honn_noshiori)さんの創作漫画「ストーカー男が好きな女の子の秘密を知る話」は、X上で2.2万件のいいねを集めた作品だ。今回は作者のホンノシオリさんに創作の裏側やこだわりについてインタビューを行った。 ■ギャップ萌え？意外にちょろい彼女がかわいい まさかのストーカーと宇宙人のラブコメという設定が斬新で、主人公の和見と美空の掛け合いが印象的な本作。彼女の秘密を知っても変わらぬ愛を貫き続ける主人公の姿に、読者からは「尊い」「ストーカーもここまで行くと凄い」と声があがる中、「2人の掛け合いが面白い」という意見も。 この設定が生まれた経緯についてホンノシオリさんは、「何かおもしろいシチュエーションのラブコメ漫画を描けないかと考え、ストーカー主人公が好意を抱くヒロインが人ならざる者で、すれ違いコントみたいになったらおもしろそうという発想から本作を制作しました」と制作のきっかけを教えてくれた。 また、ヒロイン美空の意外にちょろい一面や、調子にのった和見の言動がコミカルに描かれた初デートのシーンも本作の見どころ。 「デートシーンは、ボケとツッコミとラブコメディが詰まった本作の一番のおいしいところになっていて、個人的にはデートの約束をして『精々私の機嫌を取ることね』と言ったそばから遅刻してヒロインが『あんたマジで殺すわよ』とブチギレているシーンが特にお気に入りです」と作者のお気に入りのシーンについて語ってくれた。 ストーカーと宇宙人という、種を超えた愛を育む(？)2人の関係をこれからも見守っていきたい。 取材協力：ホンノシオリ(@honn_noshiori)