【台湾】オクサリス台湾、現地企業へ電力供給開始
石油製品の輸送などを手がける上野グループ(横浜市)傘下で、再生可能エネルギー事業を行う上野グリーンソリューションズ(横浜市)は19日、台湾子会社の台湾欧克颯麗斯(オクサリス台湾)が台湾の再エネ売電事業者、陽光伏特家電力と自社所有の太陽光発電所3カ所のコーポレートPPA(電力購入契約)を締結し、現地企業への再エネ電力供給を開始したと発表した。 オクサリス台湾はかねて、同太陽光発電所3カ所で固定価格買い取り制度(FIT)を用いた売電を行っている。今回のコーポレートPPA締結により、FITの売電に加え、陽光伏特家電力を通じた現地企業への電力供給を開始した。コーポレートPPAによる電力の年間供給量は96万5,239キロワット時で、一般家庭約175世帯の年間使用量に相当するという。 上野グリーンソリューションズは、台湾政府がコーポレートPPAの対象を拡大したことを受け、コーポレートPPAの契約を決めたと説明。今後も引き続き発電所開発を拡大し、日系企業をはじめとするより多くの需要家に再エネ電力を供給することを目指すとした。 オクサリス台湾は2019年設立。上野グリーンソリューションズが100%出資する。