俳優・浜畑賢吉さん逝去 「前立腺がん」になりやすい人の特徴とは?
前立腺がんの予防法
「定期的な検査」 前立腺がんを予防する方法として最も大事なのが、定期的に検査を受けることです。主な検査としては、血液中にある前立腺特有のタンパク質である「PSA」の数値を測定するPSA検査があります。 また、前立腺がんの発生リスクは年齢を重ねるごとに高まるため、40歳以上の方は特に定期的な検査を受けるようにしてください。 「健康的な食生活」 前立腺がんの予防には食事も大事です。高脂肪な食事は前立腺がんのリスクを高めるため、取りすぎないようにしましょう。 また、大豆製品に含まれるイソフラボンやトマトに含まれるリコピンを積極的に摂取していると、がんの発生率が低くなる効果があるのではないかと考えられています。 「運動」 定期的な運動が前立腺がんにかかるリスクを下げるのではないかと報告されています。また、前立腺がんの診断後の生存率を改善することを示唆しています。 運動は体重管理、ホルモンバランスの改善、免疫系の強化などを通じてがんリスクを下げている可能性があります。
編集部まとめ
これまで前立腺がんになりやすい人の特徴や症状について解説してきました。前立腺がんは遺伝的な要因や年齢など自分では気をつけることが難しい要因が関係しています。一方、喫煙や肥満、運動不足など、自分で改善できるようなリスクもあります。 定期的な健康診断や健康的な食生活、運動などにつとめましょう。また、前立腺がんは初期の段階では自覚症状がない場合が多いです。しかし、尿の出にくさや頻尿、血尿、背中や腰の痛みなどの症状が出てきた場合は迷わず泌尿器科を受診してください。
【この記事の監修医師】 石川 智啓 先生(医師) 2013年名古屋大学医学部卒。初期研修修了後、JCHO中京病院泌尿器科、小牧市民病院泌尿器科を経て、現在名古屋大学医学部附属病院泌尿器科で勤務。日本泌尿器科学会専門医、da Vinci Surgical System コンソールサージャン・サーティフィケートの資格を有する。
Medical DOC