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「スライスされた空間」に潜むもの。エキソニモの個展「Slice of the universe」がMASAHIRO MAKI GALLERYで開催

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美術手帖

 エキソニモ は1996年、Windows95発売の翌年に千房けん輔と赤岩やえによって結成されたアートユニット。インターネット上から活動をはじめ、テクノロジーと現実を構成するアナログの関係性にアプローチしたユニークな作品をつくり続けてきた。デジタルメディアが当たり前に私たちの生活に入り込んでいる現在、その根本的なあり方や人間との関係性を明らかにし、ウィットに富んだアイデアを織り込んで提案している。  2015年にニューヨークに拠点を移し、昨年にはホイットニー美術館(アメリカ)のウェブサイトをジャックするプロジェクトを展開。日本では近年「あいちトリエンナーレ2019」、「ハロー・ワールド ポスト・ヒューマン時代に向けて」(水戸芸術館、2018)などに参加するほか、現在開催中の「恵比寿映像祭」にも出展している。  そんなエキソニモの個展「Slice of the universe」が、東京・神宮前のMASAHIRO MAKI GALLERY で開催される。会期は2月22日~3月28日。  本展は、これまでの代表作と新作から構成。「ネットアート出身の自分たちが作品を作るということを見返すと、情報(もしくは物質)のオブジェクトをスライスし、その断面をそのまま眺めたり、切り取られたその薄い幕のようなものを別の断面に貼り付けたり……そんな行為を繰り返しているんではないか、という感覚がある」と語るエキソニモは、情報世界も物理世界も統合された「宇宙」にメスを入れる。  ギャラリー内には、エキソニモによって「スライス」された空間が出現。その断面に潜むものは、私たちに新たな気づきを与えてくれることだろう。

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