輪島市長「孤立集落に物資が一切入ってない」 県の会議で発言
輪島市の坂口茂市長は22日夕、県の災害対策本部員会議にオンラインで参加し、「今日、孤立集落にヘリと陸送で入ると言った物資が一切入っていないし、情報もない。どうなってるのか。期待している方もいる。急いでお願いしたい」と述べた。 【写真】被災地への豪雨 目に涙「ひどいでしょう」記者が目にした孤立地域 坂口市長は、避難者が28カ所の避難所に730人いるとし、「いま雑魚寝状況。学校も床上浸水や(授業)再開中などで使いにくい。快適な受け入れがこの人数ではできないと心配されている」と現状を訴え、「ホテルとかで受け入れをお願いする可能性も出てくるのではないか」と話した。 馳浩知事は「物資が届いていないことに私もびっくりした」と応じた。県は、悪天候でヘリが使えず、「連絡がうまくいかなかった」と説明した。ヘリでしか運べない門前地区以外へは、トラックで物資を運ぶことを検討しており、22日中に届ける予定という。
朝日新聞社