大谷翔平の風向きを変えた『紫のチューインガム』大ブレークのウォードからもらい…【番記者は見た】
「紫のチューインガム」が、エンゼルスの大谷翔平の風向きを変えたかもしれない。5月9日だった。本拠地で1本もアーチが出ていなかった大谷は、今季大ブレーク中のウォードにあやかろうとしたのか、「験担ぎ」をしていた。 【写真】似合ってます!大谷翔平の「白いカウボーイハット」 ウォードが振り返る。「自分がけがで少し休んだ時に始めた『験担ぎ』。彼がガムの箱を持ってきて僕が取って渡す。これがはまった時があった。僕が紫のガムを取って(大谷に)渡したんだ。そしたら、相手の中堅手がスタンドの光で目測を誤って普通のフライがヒットになった」。 この幸運な安打を見て、ウォードは大谷の次打席の前に、もう1度、紫のガムを渡したと言う。「彼は『何でまた紫?』って感じだったね。でも、僕は運がついていると思って、その色をまた選んだんだ。そしたら、その後ホームラン。2本もね。楽しかったよ」。 この1試合2発の後、程なくしてメジャー通算100号アーチを達成。この日は本拠地で節目の日米通算150号を放ち、ファンの留飲を下げた。徐々に、本塁打の間隔が短くなってきた。 ウォードは20日の試合の守備でフェンスに激突して負傷交代。代わりに、大谷が1番を務めて一発をたたき込んだ。 「僕たちはお互い尊敬しているし、いい友であり、いい仲間だ」とウォードは話していた。負傷が癒えてスタメン復帰したら、今度は大谷にガムをチョイスしてもらうかもしれない。(アナハイム阿部太郎)(写真はAP)
中日スポーツ