拉致問題「進行形」と強調 風化防止議論、政府シンポ
北朝鮮による拉致問題に関する政府主催のシンポジウムが14日、東京都千代田区で開かれ、全面解決に向けた取り組みや、問題の風化を防ぐ必要性などを話し合った。横田めぐみさん=失踪当時(13)=の弟で、拉致被害者家族会の横田拓也代表は「現在進行形の人権問題」と強調した。 めぐみさんの母早紀江さん(88)も登壇し、いまだ被害者全員の帰国が実現しない状況に「どうしてこんなにも長い年月がたっても解決しないのか」と訴えた。 シンポでは、拉致問題をテーマにした中高生作文コンクールの受賞作が朗読された。