GR スープラを一部改良。特別仕様車「A90 ファイナルエディション」も発表
この特別仕様車を集大成として現行スープラは生産終了予定
2024年11月28日、トヨタ GAZOOレーシング(以下、TGR)はスープラ(3.0Lモデル)の一部改良、ならびに特別仕様車「A90 ファイナルエディション(Final Edition)」を発表した。(ここで紹介している画像は、すべてプロトタイプのものです) 【写真はこちら】スープラ(3.0L)一部改良モデルは、シフトノブのリングおよびステッチ(6速MTのみ)やシートベルトに赤色を採用。(全16枚)
2019年に17年ぶりに復活を果たしたトヨタのスポーツモデル「スープラ」。その後も進化を続け、2020年および2022年には一部改良モデルを発売している。今回の一部改良モデルでは、市街地からワインディング、サーキットまで存分に走りを楽しめるよう、「さらなる一体感のある走り」を追求。安心・安全のためのブレーキ性能を向上させた上で、ボディ、サスペンション、シャシ剛性の向上およびチューニングの最適化、空力性能の改善を施した。 また、現行スープラが世界中のファンに愛用され、さまざまなモータースポーツシーンで愛用されていることに感謝を込め、現行スープラの集大成として台数限定の特別仕様車「A90 ファイナルエディション」を設定した。これは、エンジン出力やトルクを向上させ、ブレーキやボディ剛性を強化し、レーシングカーに多く採用されるKW社のサスペンションシステムやハイグリップタイヤを採用するなど、走りに関するさまざまな要素をアップグレード。進化に合わせた最適なチューニングを行い、究極・最高の性能・仕様を備えた特別なモデルだ。 なお、この「A90 ファイナルエディション」を集大成として、現行スープラの生産は終了を予定しているが、今後もモータースポーツ活動を通じてスープラを鍛え続けていくという。
スープラ(3.0L)一部改良モデルの車両概要
●ドライブトレーン:新しいシャシセッティングに伴いアクティブディファレンシャルの制御を最適化 ●ブレーキ:フロントに大径化したブレンボ製ディスクブレーキを採用 ●ボディ・サスペンション:電子制御ダンパー特性の見直し/フロントスタビライザーの強化/前後スタビライザーブラケットにアルミ強化品を採用/リア床下ブレースの構造を強化/EPS制御の最適化/前後キャンバー角の見直し、など ●タイヤ・ホイール:ホイールカラーにマットブラックを採用 ●外装:ダックテールタイプのカーボンリアスポイラーを採用/フロントタイヤスパッツの高さを拡大、など ●内装:運転席にGRロゴ刺繡を施したアルカンターラ+本革シート表皮を使用/シフトノブのリングおよびステッチ(6速MTのみ)やシートベルトに赤色を採用、など