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イギリスではロックダウン中に「読書時間」が2倍に!

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ハーパーズ バザー・オンライン

ロックダウンはイギリス人を読書好きに変えたようだ。イギリス国民の読書量は増え、読む種類も増え、さまざまな方法で本を楽しんでいる。ロックダウンが解除されても、この新しい習慣が続くだろうと言う人は多い。 【写真】有名医師が指南! おうちでできる“コロナ疲れ”を解消する11の方法 アメリカのマーケティングリサーチ会社ニールセン(Nielsen)が1000人をサンプルに行った調査によると、イギリスの成人5人のうち2人が、ロックダウンが始まってから、以前より多く本を読んでいると主張(以前より減った人はわずか10%)。時間数で見ると読書時間は約2倍になり、1週間平均3.5時間から6時間にアップした。 読書時間が増えた理由は、「より自由な時間ができた」が52%、「ロックダウン中の楽しみとして」が52%、「本が危機からの逃避になった」が35%など、さまざま。 読むジャンルにも著しい変化が見られ、調査した人の3分の2が、パンデミックが始まって以降、興味が変わったと答えている。今もっとも人気があるのは犯罪小説やスリラー、大衆小説だ。「読書には集中力が必要なので、何よりもいい現実逃避になります。だから、探偵ものが非常に人気になっているのです」と、作家で発行者でもあるトビー・フェイバー(Toby Faber)。「昔からの人気小説を再読することからも安らぎを得られます。クラシックな作品はようやく自己修養のための自由な時間ができた人たちに人気です」 普通、本は他のエンターテインメントと競合するものだが、相互に補完する関係になることもある。Faber & Faber社のベストセラーの1冊、サリー・ルーニー(Sally Rooney)の『Normal People』はすでに本として成功していたが、「すばらしいTVドラマになったことで新たな読者層を取り込んだのは間違いありません」(と同時に、すでに読んだファンが再読することにつながった)と、トビー・フェイバーは言う。

ノンフィクションでは、食べ物や飲み物の本からガーデニングやDIYまで、自宅でできることのインストラクションやインスピレーションになる本や、心と体にフォーカスしたウェルネス関係の本が求められている。 3分の1の人が印刷された本をより多く読んでいる一方、18%はデジタル版をチョイス。オーディオブックをより聴くようになった人は10%以下だった。 いろいろな点ですばらしいニュースだが、読書時間が増えたことが、著者や出版社に直接のメリットがあったかどうかは定かではない。ロックダウン以降、以前より多く本を買っていると答えた人はわずか25%である一方、以前より買うのが減ったという人は18%。その理由として、ほとんどの人は直接買えないからだと答えているが、24%の人が「使えるお金が減った」とか「財政状況が不安」としていた。8人中1人が、ウォーターストーンズ(Waterstones)やWHスミス(WHSmith)などのチェーン店や独立した書店からではなく、オンラインで購入することが増えたとしている。 ロックダウン解除後も、こうした習慣は続くのだろうか? ニールセンの調査では、読書時間が増えたと回答した人の6分の1は、普通の生活に戻った後も、さらに本を読み続けると答えたという、希望の持てる結果が示されている。

Translation: Mitsuko Kanno From Harper’s BAZAAR UK

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