【平安S・一問一答】末脚自慢メイショウハリオ 相性抜群の〝相棒〟浜中を直撃「間違いなくいいレースをしてくれる」
[GⅢ平安ステークス=2022年5月21日(土曜)4歳上、中京競馬場・ダート1900メートル] 昨春から続いた連対は12月のチャンピオンズC(7着)で途切れたメイショウハリオ(牡5・岡田)だが、前走のGⅢマーチSで巻き返しに成功。昨年のみやこSを含め、その手綱で重賞2勝に導いた鞍上・浜中俊(33=栗東・フリー)に話を聞いた。 ――3走前にコンビを組んでから、3戦して2勝(みやこS、マーチSの重賞2勝)を挙げている 浜中 能力がありますよ、この馬は。本当にいい馬です。3、4コーナーでズブさを見せる面など、個性も把握できていますし、この後、まだ良くなる可能性を秘めた馬だと評価しています。 ――前走のマーチSを振り返って 浜中 正直、レース前の気持ちとしては半信半疑な部分がありました。中山へのコース替わりでしたし、馬体重も減らした状態(マイナス16キロ)でのレースでしたので。体がしぼんでいました。でも、実際は強かった。最後はいい脚を使ってくれましたし、〝強い〟と思いましたね。勢いからして、勝ったかなと思いました。最後は流すくらいの余裕がありましたので。 ――2走前のGⅠ・チャンピオンズCが、今回と同じ中京コースで7着に終わっている 浜中 自分が勝ちを意識した分、外を回る形がこたえました。タフなレースをさせたためでしょうけど、直線でモタれるしぐさも見せていました。いい乗り方ができなかったかなと…。もちろん、相手が強かったこともあるのですが。2着狙いで内々でジッとしていれば結果は違ったかもしれませんが、GⅠですからね。 ――この馬のいいところを挙げるとすれば 浜中 最後の脚ですね、やっぱり。道中で進まず、勝負どころで手応えが悪くなりながらも、最後は末脚を伸ばしてくれます。外を回りながら長く脚を使うというよりも、道中は距離のロスを抑えながらタメをつくって、最後で外に出すようなレースが一番いいように思います。 ――最後に今回の見通しと抱負を 浜中 こちらが思っている以上に走ってくれる馬なんです。担当の方も「(前回よりも)今回の方が状態はいいよ」とお話しされていましたし、どれだけ走ってくれるか楽しみですね。100メートルでも距離が延びるのはいいですし、予想される時計のかかる乾いたダートもいいでしょう。間違いなく、いいレースをしてくれると思います。この馬に対して、特別に不安な点はありません。単純に他馬との力量がどうかだけですね。テーオーケインズなど強い相手はいますけど、今後、大きな舞台に進むために賞金を加算しておきたいです。
東スポ競馬編集部