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「主婦より、お金を稼ぐ人のほうが偉い」にモヤッ…受け取ることの大切さを知ろう

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女子SPA!

【おおしまりえの幸せな人生の迷い方】  こんにちは、恋愛ジャーナリストのおおしまりえです。   前回コラムでは、夫婦カウセリングを行う「Life Design Labo」の安東さんご夫婦に、以下のような「2つのエネルギー」の話を聞きました。  私達はみんな、生きる上で2つのエネルギーを使って活動をしています。  物事を動かしたり与えたりといった、外向きの力である男性性のエネルギー。受け取ったり相手に委ねたり場を守ったりする、内向きの力である女性性のエネルギーです。これは性別でいう「男らしさ、女らしさ」とは別の話で、男女とも両方のエネルギーを持っています。  普段気にする機会は少ないものですが、この2つのエネルギーのバランスを欠くと、実は人間関係に大きく影響をしていきます。仕事であれば、自分ばかり頑張っても状況が空回りしたり。恋愛であれば、相手に頼りすぎてしまったり。様々なコミュニケーション齟齬(そご)が発生しやすくなるとされます。  エネルギーの話は優劣の問題ではなく、質の違いの問題です。しかし筆者は話を聞き、1つ違和感を覚えることが……。それは内へ向かう女性性のエネルギーを使うことは、「相手に任せる=主導権を渡す」という印象があり、凄く自分が弱くなったように感じてしまうことです。それって、どうしてなのでしょう? 引き続き、安東さん夫婦に聞きました。

「受け取る」がなんだか弱く感じてしまう

「内向きのエネルギーを使うことが弱いと感じてしまう根源には、『狩りをする者のほうが、狩りをしない者より偉い』という、無意識の刷り込みがあるのかもしれません。  かつて私たちの祖先が生きた世界では、生きるために獲物を手に入れることができる能力こそ尊ばれ、狩りができないことは死活問題でした。  もちろん、動物の世界がそうであるように、狩りをすることと、群れを守り育てることとは本来同等なのですが、そこに優劣を感じるのは、社会生活において『与えることは優れた側がすること』で『受け取ることは能力の劣っている側がすること』とどこかで感じているからかもしれません。」(安東秀海さん)  例えば夫婦のトラブルに、「働きに出て多くお金を稼ぐ方が偉い」といった価値観で、女性が不満を溜め込むなんてことがよくあります。  この問題も本質的には、当人の間に外側のエネルギーを使う方が偉く、内向きのエネルギーを使う人は劣っているという価値観が根付いているから起きるといいます。 「『受け取ることができる』というのは、相手を信頼して任せること、とほぼ同義です。それは時として、『与えること』よりも難しく、成熟した行為とも言えます。  相手に任せることや、受け取ることを弱いと感じる人は、『仕事のやり方』という視点で見てみると良いかもしれません。自分が動くのはプレイヤー的な働き方。周りの人を信頼し、任せて仕事を動かすのは、マネジメント的な働き方といえますよね。  仕事だと、任せて『受け取る』ことの価値を認識しているのに、それ以外では、受け取ることに抵抗感を感じるなんてちょっと不思議ですよね。特に、家庭生活だとどうしても優劣という基準で考えそうになりますが、もう少しフラットに捉えられたらいいですよね」(安東美紀子さん)  また女性性のエネルギーを使って仕事をすることは、何もマネジメント職だけがやることではないといいます。例えば同僚の話を聴くことや、相手の能力や考えを尊重することは、上司でなくてもできることです。  恋愛においてなら、相手のしたいことや気持ちに寄り添ったり、今の楽しい状況をちゃんと感じて表現したりすることは、受け取るエネルギーを使えていることになります。

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