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「病院に怪文書も」京アニ放火犯・青葉真司の主治医が「治療時の葛藤」を初告白

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文春オンライン

 昨年7月、京都市のアニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオが放火され、社員36人が死亡した事件で、殺人などの疑いで逮捕された青葉真司容疑者(42)。事件後、彼を4カ月にわたり治療した主治医が、「週刊文春」の取材に応じ、治療時に抱いた苦悩や葛藤などを初めて語った。 【画像】逮捕され伏見署に入る青葉容疑者  主治医の一人だったA医師は事件直後、被害者が搬送されたと思われる病院に、「重傷の患者さんを受け入れます」と電話を入れたという。A医師が振り返る。 「あの時は一人でも多くの被害者を救ってあげたかった。事件翌日もアプローチを続けましたが、移送されてきたのは瀕死状態にあった青葉容疑者だったのです」  青葉容疑者は重いやけどを全身の90%に負っており、ほとんど救命が期待できない状態だった。A医師は約10回にわたる手術を行い、懸命の治療を施した。 「彼を治療している間、毎晩悪夢を見ました。病院内で折り畳みベッドを広げて寝ても、2時間以内にすぐに目が覚める。『亡くなっているんじゃないか』という恐怖心が芽生え、病室に走り、生きていることを確認する日々でした。よく自分がおかしくならなかったと思います」  治療開始から数カ月経つと、主治医チームは重圧と葛藤で極限状態に陥っていったという。 「病院に『被害者をそっちのけにして加害者につくなんて、医療の倫理に反している』という内容の怪文書が届けられ、警察に警護をお願いしました。私としては『(青葉を)生かして事件を解明してほしい』という気持ちより、とにかく目の前の患者に対して全力で治療を尽くしたいという思いだった。例えば戦争に行って、味方の兵士を撃ち殺した敵がこちらに搬送されてきたら、僕らは治療をしないといけないのです」  6月4日発売の「週刊文春」では、青葉容疑者が医師たちに発した身勝手な一言や、治療中に見せた弱音や涙の様子、A医師が施した治療の内容などについて詳報する。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年6月11日号

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