2024パリ五輪、初の「託児所」がママアスリートの“夢の実現”をサポート
2022年、欧州サッカー連盟(UEFA)の欧州女子選手権(ユーロ)でライオネスが優勝したことが、女性のスポーツへの参加に対する考え方に転機をもたらしたという。
「女子のスポーツにとって、ライオネスの優勝は最高の出来事ことでした」 「勝利を収める女子選手が増えれば増えるほど、若い女性たちにとってのロールモデルが増えます。ですが、戦いはまだ終わっていません――母親であるかどうかにかかわらず、女性が経済的にも正当な扱いを受けられるようにするため、私たちは今後も、この難しい問題についての議論を続けていかなければなりません」
現在は2人の子どもの母親であり、2022年には新年の叙勲で大英帝国勲章の「オフィサー(将校、OBE)」を受勲、「デイム」の称号を得たケニーは、パリオリンピックの開幕が近づいた3月、引退を発表した。パリ大会の試合は、誇らしい気持ちで、離れた場所から見守っている。
いっぽう、長男のトミーを出産してからわずか3カ月で、リオオリンピックに続いて2度目の出場となったパリ大会に臨んだラターは、多くの意味で、女性アスリートが成功のために「何かを犠牲にする必要はない」ことを証明したといえる。 8月4日(現地時間)に行われた決勝に進出、銀メダルを獲得したラターは今大会の開幕前、こう語っていた。 「私の人生において今、何より重要なのは、ずっと夢に見てきたことを実現できているということです。何かメダルに値することがあるとすれば、それはこのことです」 From ELLE UK