【朝日杯FS・枠順確定後の表情】良血アルレッキーノは3枠6番で国枝栄調教師「ちょうどいいところ」
[GⅠ朝日杯フューチュリティステークス=2024年12月15日(日曜)2歳、京都競馬場・芝外1600メートル] 今年の2冠牝馬チェルヴィニアの半弟アルレッキーノ(牡・国枝)は、3枠6番に決定。過去10年で2勝、2着1回の実績ある枠番だ。この日は美浦坂路での調整。翌日の輸送に向けて態勢を整えた。 国枝調教師は「ちょうどいいところ。ルメールさんだしね(心配していない)」と満足げ。まだ成長の余地を残す段階とあって「追い切りが少しネガティブな雰囲気だったので、競馬ではあまりこちらが要求せずに気分良く走らせたい」という〝放任主義〟を打ち出した。具体的には「他に行く馬がいてその後ろならいいけど、無理にこうしよう、ああしようというのはないよ。馬が嫌がらないような、型にはめようとしない競馬をさせたい」と明言し、デビュー2戦と同様のハナを切る競馬も十分にあるムードだ。 抑える競馬がかみ合わなかった前走・サウジアラビアRC(5着)は度外視できる。新馬戦で先着を許したクロワデュノールはその後、GⅡ東スポ杯2歳Sを制した実力馬だが、ホープフルSに向かうためここにはいない。腹をくくって気分良く走ることができれば…。「ゲートもこれまで特に問題ないし、輸送も大丈夫」(国枝師)なアルレッキーノが、姉に続くGⅠ制覇を成し遂げても決して驚くには値しない。
東スポ競馬編集部