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「俺の”ゴミ捨て”、なぜ嫁は不機嫌?」”名もなき家事”の値段を考える

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モヤモヤ消えない「家事のお値段」

こうした計算結果を聞いても腑に落ちないなぁ、と感じる人も中にはいらっしゃるでしょう。『名もなき家事』を担う人自身が、「これだけの価値のある労働をしているんだ」と自信を持つことができたとしても、周囲の反応は変わらず…ということも多いからかもしれませんね。そもそも、上記の家事のお値段は、政府が経済的指標として算出したものですから、そのまま家庭に持ち込んでも、なかなかピンとはこない、というのが正直なところなのでしょうか。 お肉を焼く前に切ったまな板。そのまな板がいつも白いのは、誰かがこまめに漂白を行っているから。毎日掃除機の吸い込みがいいのは、誰かがこまめにフィルターの掃除をしているから。家事を円滑にすすめるための様々な「前工程」がなければ、おいしい食事も快適なお部屋も実現しませんよね。

まとめ

冒頭にご紹介した『ミステリと言う勿れ』では、主人公の話を聞いた男性は、家に帰り、ゴミをまとめるところからの「ゴミ捨て」に挑戦します。ネタバレになってしまうので詳しくはご紹介しませんが、男性は妻の喜ぶ様子を見て、自分もなんだか嬉しい気持ちになります。 多くの妻をイライラさせる、『名もなき家事』問題。これらの家事があることすら気づかれず、当たり前のように生活が続いていることに、虚しささえ感じている人も多いかもしれませんね。 たとえ直接的に現金収入には結び付かなくても、家事労働は必要不可欠で、価値のある仕事。そこを認識すると同時に、家事を担う人、その家事の恩恵を受ける人の双方に、「あなたが嬉しいから、私も嬉しい」という気持ちが大切、ということではないでしょうか。新型コロナウイルス感染症の影響で、おうち時間が増えた今、「家事シェア」について、見つめ直すよい機会かもしれません。 ※『ミステリと言う勿れ(1巻)』p24,25田村由美 小学館フラワーコミックス 『第6 回全国家庭動向調査』国立社会保障・人口問題研究所 『無償労働の貨幣評価』内閣府

LIMO編集部

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