オリックス移籍の九里「パ・リーグという新しい場所で挑戦したい」家族の環境変化を考慮しメジャー断念
広島から海外FA権を行使してオリックス移籍が決まった九里亜蓮投手(33)がマツダスタジアムで取材に応じ「環境を変えて、パ・リーグという新しい場所で挑戦したい」と思いを語った。 メジャー挑戦の意向もあったが、家族の環境の変化なども考慮して断念。「自分一人のことではないので、たくさん悩んだ。いろいろな話を聞いていく中で(契約実現は)厳しいかな」と決断に至るまでの経緯を語った。 広島では7勝を挙げた今季まで11年間プレーして通算71勝。16~18年のリーグ3連覇に貢献し、21年は13勝で最多勝のタイトルに輝いた。今季は初の開幕投手も務めた右腕は「貴重な経験は、これからの糧になっていく。新たな挑戦に向け、しっかり頑張っていきたい」と決意を込めた。 ≪宮城が歓迎≫ B…宮城が九里の加入を歓迎した。「故障もなく、ずっと投げているイメージ。(環境等も)広島さんと似ているって(西川)龍馬さんも言っているので、1年目から引っ張ってほしい」。左右の柱として、投手陣をけん引することが期待される来季。「(先発の)1枠が九里さんに割かれると思うので、競争的にも激しくなる。プラスに考えてやっていけたら」と意気込んだ。