藤原紀香・篠田麻里子の芸能プロ「年内廃業」直撃電話で聞こえてきた“音声” マネジャーは2人のみ窮状
■サムデイに3度電話した結果流れた「音声」
サムデイに問い合わせても電話がつながらないという話は本当なのか――。廃業報道が出たことについて聞くため、11月22日の午後2時頃に同プロダクションに電話をかけた。 まず、1度目は40秒ほど待ったが、コール音が鳴るばかりで応答がなかったためこちらから通話を切った。 次に、30分ほど時間を空けてからかけ直した。あえて切らずに放置したところ、45秒を過ぎたあたりで以下の自動音声が流れた。 「リモコンを開始します。暗証番号を入力してください」 そこで、もう1度リダイヤルすると、やはり同様の自動音声メッセージが。いちおう適当な数字を入れてみたが、案の定「暗証番号が違います」という音声が流れるという結果に終わった。 「暗証番号を知っている人としか電話でのやり取りはしない、ということなんでしょうか。完全に外部からの電話はシャットアウトしている感じで、明らかに事務所の窓口として機能していませんよね。こうした状況も考えると、やはり会社を年内で畳む方向で動いているのは間違いないのではと……。 同社もそうですが、今、芸能プロダクションには厳しい時代になっていますよね」(前出のワイドショーデスク) 芸能プロダクションの倒産・休業ラッシュは、2023年の時点で指摘されていた。『帝国データバンク』の調べによると、23年に倒産した芸能人やタレントのマネジメントなどを行なうプロダクションは合計12件。前年4件の3倍に増加したほか、過去5年間で最多記録だったとのことだ。 今年に入ってからも、タレントの壇蜜(43)らが所属していたプロダクション「フィット」および関連会社「株式会社エンプロ」「株式会社ロジック」が3月22日、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けている。壇蜜は、現在は担当していたマネジャーが仕事をフォローしているという。 さらに4月1日には、俳優の吉岡里帆(31)、酒井若菜(44)らが所属していたプロダクション「AーTeam」が芸能関係の業務を休業することを発表。その後、吉岡は有村架純(31)らが所属する芸能プロダクション「フラーム」に、酒井は橋本マナミ(40)や奈緒(29)が所属するプロダクション「アービング」にと、多くのタレントは別の芸能プロダクションに移籍している。 「現在はSNSが発達し、タレントが情報を自身で発信できる。そして、映像関係の仕事もテレビや映画だけでなく、配信やYouTubeなど多様化しています。テレビ、映画、舞台などに人脈を持ち、そこでタレントを活躍させるノウハウを持っていることで機能していた芸能プロダクションですが、その優位性が薄れてきています。今は、大手プロダクションから独立し、信頼できるマネジャーと2人で活動するタレントも多いですよね。 そして、サムデイの看板タレントである藤原さんや篠田さんには、すでに複数の大手プロダクションからの“来てほしい”というオファーがあるみたいですよ。2人はサムデイが年内で廃業した後、どのように活動していくのか……。 藤原さんは来年1月22日に舞台『ラヴ・レターズ~2025 New Year Special~』の公演があります。篠田さんは来年1月31日公開の映画『BLUE FIGHT~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』が控えていますから、これからプロモーション活動なども忙しくなってくるでしょう。そんななかで所属するプロダクションが廃業……とてもあわただしいことになりそうですね」(前同) 歴史ある芸能プロダクションがまた1つ、姿を消すようだ――。
ピンズバNEWS編集部