愛犬&愛猫と暮らす夢の家!人気建築家が手掛けたペットと幸せに暮らす住まい3選
ペットと暮らす住み手から「愛猫や愛犬にとっても居心地のよい空間づくりにしてほしい」というリクエストをもらうことも少なくありません。建築家は、どのようにして住まう人とペット、そのどちらもが快適に過ごせる空間づくりをしているのでしょうか? 【写真でチェック】猫が喜ぶ!人気建築家が設計した「ネコハウス」って? ここでは『モダンリビング』でこれまで紹介した住宅のなかから、ペットと暮らす3件の実例をご紹介します。
猫2匹との暮らしを徹底的に追求した“ネコハウス”〈設計:山中悠嗣〉
家の建て替えにあたり、住み手が求めた第一条件は、「猫がのびのびと暮らせる住まい」。ヒアリングを重ね、建築家の山中悠嗣さんが導き出したのは、猫が過ごす場所を“シーン”としてとらえて空間を構成し、家具を配置する…という方法でした。 「猫の居場所は建物のなかで三次元的に点在していて、その習性も空間の設えに関わってくることが分かりました」と山中さん。
メインスペースのLDKは、「猫が窓辺から違った景色を見られるように」と3カ所にベンチとセットで大きな窓をとり、光が多方向から回り込む心地よい空間です。家全体を“猫目線”で考えられた設えが、人にとっても快適で細やかな工夫が詰め込まれています。 【DATA】 NEKO-HOUSE(ネコハウス) 建築家名/GENETO architects 山中悠嗣+山中コ~ジ+山下麻子+中田光輝
愛猫と緑と心地よく暮らす住まい〈設計:OOOarchitecture〉
「祖父と過ごした古家を“愛猫と植物と幸せに暮らせる住まい”に」。知人のNさんからそう依頼された、OOOarchitectureの建築家・佐藤陽さんと馬場亮平さん、和田彦丸さん。改修を含め検討し、出した答えは“多方向から集めた光が明るく照らす住まい”への建て替えでした。 濃い色みの内装や家具がグラデーションとなり、建築と調和したプリミティブな空間が広がります。奥行きのある空間を猫たちが縦横無尽に動き回り、思い思いに過ごしているのだとか。身近な自然に包まれながらおおらかに暮らせる、躍動感あふれる住まいです。 【DATA】 CAT TOWN GREEN HOUSE 建築家名/OOOarchitecture 掲載/モダンリビング274号