TORU ~his love & frends~
2月20日は作曲家・武満徹の没後25年となる命日だ。これを記念して当初予定されていた「TORU ~his love & friends~ 没後25年になる2021年2月、盟友リチャード・ストルツマンが語る人間 “武満徹”」の公演・生配信は、コロナ禍によって残念ながら中止となってしまった。しかし、公演時に予定されていたライブ配信を収録に切り替え、2月20日(土)~26日(金)の期間にStreaming+での配信を行うことが発表されたのは朗報だ。 【全ての写真】TORU ~his love & frends~ その内容は、盟友リチャード・ストルツマンが語る人間 “武満徹”。友と過ごす時間を大切にする人だった武満。そんな彼が愛した友の一人ストルツマンが滞日中であることを知った武満ゆかりのアーティストたちがこのクラリネットの名手を囲み、いったいどのような演奏を繰り広げるのか興味津々。さらには、 昨年旅立った盟友ピーター・ゼルキン(ピアノ)の思い出とともに、作曲家・武満徹の音楽を愛するアーティストたちが語り合い、音楽を奏でる至福の一時が期待できる。 (出演者) リチャード・ストルツマン(クラリネット) ミカ・ストルツマン(マリンバ) 鈴木大介(ギター) 岩佐和弘(フルート) 北村朋幹(ピアノ) *プログラム:当日発表 リチャード・ストルツマン(クラリネット)Richard Stoltzman,Clarinet ソリストとして、革新的なジャズ奏者として、多作なレコーディング・アーティストとして、ストルツマンは多くの批評家・聴衆から圧倒的な支持を集める、比類なきクラリネット奏者である。ハリウッドボウルとカーネギーホールでクラリネットによるリサイタルを行った最初のアーティストであり、またG.バートンやC.コリア、K.ジャレットらジャズ界の錚々たる面々とも共演してきた。新作発表にも力を入れ、武満徹、ライヒ、ラウタヴァーラらによる優れたクラリネット作品の初演も行っている。彼のディスコグラフィは膨大で、R.グードと共演したブラームスのソナタ、ヨーヨー・マ、E.アックスとのベートーヴェン、ブラームス作品ではグラミー賞を受賞している。