突然の結婚発表が話題に! テレ東・田中瞳アナが明かした、“プレッシャー”との向き合い方「自分を守るのは結局自分しかいない」
「誰でもない人になりたい」
――ヒト編の対談など、いろんな方から「物怖じしない」と言われている田中さんですが、緊張との向き合い方や、立ち振る舞い方で意識していることはありますか? 「緊張していないように見える」って、すごくよく言われるんです。自分では緊張しているつもりなのに、あまりにもそう言われるのが不思議で。意識しているつもりはないですが、自分の困り事に人を巻き込みたくない思いが強いんだと思います。自分が緊張しながら会話をしていると、それはすぐに相手に伝わるし、周りの人たちも不安になるじゃないですか。堂々と振る舞って「私、大丈夫ですよ感」を全面に出すことで、周りを安心させつつ、緊張している自分のこともうまく騙せる気がします。 ――大丈夫なふりをする。 そうです。今のところですけど、大丈夫なふりをすることで、ある程度自分を守れている気がします。アナウンサーはチームで制作したものを代表して言葉にして世の中に届ける立場なので、「最終的にはあなたにかかっているよ」というプレッシャーを日々感じるんです。そうなると、自分を守るのも、自分を鼓舞するのも、結局自分しかいない。別にアナウンサーに限った話ではないと思いますが、自分自身が緊張と向き合った結果、自然とこのスタイルになっていきました。で、そのプレッシャーから解放されたら、家で超ぐったりします。 ――そのぐったりは、やっぱりお酒とともに? そう......ですね(笑)。週3日の夜が生放送で埋まっているので、他の2日の夜は幸せでたまらない時間です。お酒をチビチビ飲んだりして、どうでもいい話をすることで、かなりデトックスできる気がします。その時間はとても癒やしになりますね。 ――お酒以外のリフレッシュ方法は? 1人で少しだけ遠くに行きます。最近だと、千葉の館山にバスで行きました。沖ノ島で海鮮食べて、海の方まで自転車を借りて走って、途中で猫の写真を撮ったりして。こういうことが頻繁にできるわけではないのですが、スケジュールが詰まっていると感じたとき、そのスケジュールから明けた最初の休みだけはどうにか確保して、出かける日にしています。そうすることで、詰まったスケジュールもどうにか駆け抜けられている気がします。 ――今後の目標は? どこかを目指したり狙ったりしてるわけではなくて......誰でもない人になりたいです。「アナウンサーっぽいね」とか、「アナウンサーらしい」とか、それが何を指しているのかよくわかりませんが、私は自分らしくアナウンサーという職を全うできたらと思います。 ――ファンの方以外でこの本を手に取ってほしい方はいますか? 性別で言うのもあまり良くないかもしれませんが、普段SNSなどで反応をいただくのは男性の方が多いと感じるので、女性の方にも多く見ていただけたら嬉しいです。とはいえ、もちろんファンの方にも、男性にも、いろんな方に手に取っていただけたらと思います。
【Profile】田中瞳
たなか・ひとみ/1996年9月16日生まれの28歳。東京都出身。2019年、成城大学を卒業後、テレビ東京入社。現在の担当番組は、『WBS』(月・火・金曜)、『モヤモヤさまぁ~ず2』など。
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