松野町で特産・南高梅の天日干し カメムシ被害など記録的不作「少しでも品質がいいものを」
南海放送
特産の南高梅が記録的な不作だった愛媛県松野町で、少しでも品質がいい梅干しに仕上げようと天日干しが行われています。 天日干しは殺菌効果に加えて、旨みやまろやかさが増す、梅干し作りに欠かせない工程です。1か月以上塩漬けした4.5センチ程の南高梅は、室温およそ40℃の農業用ハウスで天日に干されていました。 松野町農林公社によりますと、今シーズンの南高梅は暖冬で開花が早まったことから実が大幅に減り、そこへカメムシの被害も加わったことで、収穫量は平年の10分の1の3.5トンと、記録的な不作に見舞われたということです。 松野町農林公社 宇都宮俊之さん: 「少ない量の中ですけど、少しでも品質のいい物が出来るように努力しています」 天日干しされた南高梅は和歌山県の会社に梅干しの原料として出荷されます。