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「Firefox 78」が正式リリース ~「Firefox ESR」も「Firefox 78」ベースへ

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Impress Watch

 Mozillaは6月30日(米国時間)、デスクトップ向け「Firefox」の最新版「Firefox 78」を正式公開した。「Firefox 78」は企業向けの延長サポート版「Firefox ESR」のベースバージョンでもあり、過去10回のリリースで追加された以下の機能が「Firefox ESR」でも利用できるようになる。 【この記事に関する別の画像を見る】 ・キオスクモード:タイトルバーなどのUI要素を排した特別な全画面モード ・クライアント証明書:「Firefox」が管理する証明書ではなくOSの管理する証明書を利用 ・Service WorkerとPush API:Webアプリがプッシュ通知を利用可能に ・自動再生のブロック機能を有効化 ・Picture-in-Picture(PiP):動画サイトに埋め込まれたHTML5ビデオをWebページから切り離し、ポップアップ画面で視聴 ・“about:certificate”画面:証明書の一覧と管理を行うUI  また、システム要件が一部変更され、Linuxでは「GNU libc 2.17」、「libstdc++ 4.8.1」、「GTK+ 3.14」以降が必要となる。また、「Firefox 78」は「OS X Mavericks(10.9)」から「OS X El Capitan(10.11)」までをサポートする最後のメジャーリリースになる予定だ。  さて、「Firefox 78」では機能面でもいくつかの新機能と改善が導入されている。  まず、アドレスバーの盾アイコンをクリックすると現れるパネルで、“強化型トラッキング防止機能”で解決された問題の数を手軽にチェックできるようになった。保存済みのパスワードが漏洩していないかどうかも確認できる。より詳細な情報を得たい場合は、“プライバシー保護ダッシュボード”(about:protections)へアクセスしよう。  次に、アンインストーラーに[Firefox をリフレッシュ]ボタンが追加された。リフレッシュで解決する些細な問題なのに、わざわざ「Firefox」の再インストールを試みるユーザーが少なくないことから導入された改善だ。  そのほかにも、スクリーンセーバーでWebRTCのコールが中断されなくなった。「Firefox」を利用したリモート会議やビデオ通話がより快適なものとなる。また、Intel製GPUを搭載するWindows環境で「WebRender」が有効化された。第9世代以降のIntel Coreプロセッサーを搭載したシステムであれば、デスクトップ・モバイルを問わず、「WebRender」によるグラフィックスパフォーマンス向上の恩恵を受けられるようになった。  なお、本バージョンにはセキュリティ関係の修正も含まれているとのことだが、執筆時現在、「Firefox 78.0」のセキュリティアドバイザリは公開されておらず、詳細は不明。わかり次第追記する。  デスクトップ版「Firefox」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 7/8/10に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。アップデート機能による更新は記事執筆時点では始まっていないが、間もなく開始される見込みだ。

窓の杜,樽井 秀人

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