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世界も注目 新型コロナ“吸う”治療薬 福岡県と久留米市のベンチャー企業が開発へ

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TNCテレビ西日本

新型コロナの感染防止策が強化される一方で、久留米市では治療薬の開発が進んでいます。 福岡県とタッグを組むのは、久留米市のベンチャー企業。 世界も注目する最新の研究を取材しました。 危険な「細菌」や「ウイルス」を取り扱う実験室の中へ… ▼ボナック 林宏剛社長 「今はマウスと人とサルとかですね、人への有効性を検証するために使える細胞をこちらに保管して研究している状況です」 久留米市にある医薬品開発のベンチャー企業「ボナック」です。 「ボナック」は生物の遺伝子情報を司る「核酸」の設計に強みを持ち、この「核酸」を使った新型コロナの治療薬の開発に取り組む国内で唯一の企業です。 ▼小川知事 「この新型コロナウイルとの闘いは、治療薬やワクチンの開発を急いで、抗体を持った方々で社会がいっぱいになると、そういう時までこの闘いは続く訳であります」 ボナックは5月、研究開発費として福岡県から3000万円の助成も受けています。 ではそのボナックが強みを持つ「核酸」を使った「治療薬」とは、一体どんなものでしょうか? ▼ボナック 林宏剛社長 「核酸というのは、人の設計図だと考えて頂いてもいいかなと思っています」 「コロナウイルスの中にも核酸が入っていまして、コロナウイルスの中にいる非常に重要な設計図があるんですけど、それを切断すると、ウイルス自体の活動が止まるということは、これは実験で実証済みです」 その仕組みについて分かりやすく図で説明します。 たくさんの赤い突起がついたものが、新型コロナウイルス。 これが人間の細胞に入り込むと、ウイルスの遺伝子が流出します。 この流出した遺伝子と上手くくっつき、真っ2つに切断するのが、ボナックが開発中の特殊な「核酸」です。 「Q切ると(新型コロナウイルスを)無力化できる?」 ▼ボナック 林宏剛社長 「そうです」 「コロナウイルスのボナック核酸の候補物質は60以上あったが、現在は3つまで絞り込みができていまして、この秋に動物実験を行って最終的な有効性の確認を行う予定です」 ボナックはどの「核酸」が新型コロナウイルスと上手くくっつき、ウイルスを無力化できるのか、研究と実験を繰り返して検証しているのです。 ▼ボナック 林宏剛社長 「最終的には(核酸を)一つに絞りこんでそれをデバイスタイプ(持ち運び可能)の吸入剤として、要は近くで吸入すると感染する可能性があるので1人で離れたところでお医者さんの指導がきちんと行き届いたところで吸入して治療する」 最後に、最も気になる実用化に向けたスケジュールを聞きました。 ▼ボナック 林宏剛社長 「非常にそれは難しい問題なんですけど、早ければですね、今のところ確実に言えるのは2年以内に臨床試験に入る」 動物実験や人間での治験を経て、早ければ2022年度の新薬承認を目指すボナック。 持ち運びができる口から吸うタイプの治療薬の完成に、大きな期待が寄せられています。

テレビ西日本

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