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出馬賛成は2割だけ…都庁職員が小池百合子に「再選NO!」

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SmartFLASH

「正直言って、ここまで点数が低いとは思いませんでした。及第点とはいえないにしても、私の実感としては、50点は超えるかと……。小池都知事がいかに都職員たちから信頼を得ていないか、ということが明らかになりました」  そう語るのは、都職員や区市町村職員向けの専門紙『都政新報』の後藤貴智編集長だ。  6月18日に告示された東京都知事選で、再選が有力視されている小池百合子都知事(67)。今回の都知事選では、小池都知事のほかに山本太郎氏らが出馬するなど、史上最多の22人が立候補した。  だが、小池氏のお膝元の東京都の職員からは、手厳しい声が上がっている。2020年1月に『都政新報』が実施した「小池都政」に関するアンケートには、223人の都職員が回答。都知事1期めについて評価を求めたところ、平均46.4点という結果が出たのだ。 「石原慎太郎氏のときは、1期めで71.1点と高得点でした。舛添要一氏は63.6点。石原氏、舛添氏を超えることはできませんでした」(後藤氏)  それだけではない。同アンケートで「小池氏の再選出馬に賛成」と回答したのは、21.5%にすぎなかった。一方、「再選出馬に反対」は、42.6%と倍近い。 《再選されても不幸が繰り返されるだけ。五輪終了後の景気後退で東京は取り返しのつかないところまで追い込まれるかも》  これは、アンケート内の自由回答欄に寄せられた、本庁課長代理級職員(40代)の意見。これだけなら個人の愚痴に聞こえるかもしれないが、アンケートには、大量の “小池批判” が寄せられている。  東京五輪に関しても、都職員は知事の “パフォーマンス” に冷ややかな反応だ。 《注目を浴びる道具としか考えておらず、「アスリートファースト」は口先だけと透けて見える》(40代・本庁課長級)  ある50代の出先部長級職員は、目立ちたがりな知事を見て、こう綴る。《知事のために仕事をしようとなかなか考えることができない》。  注目を集める手法にも、職員たちは飽き飽きしている。 《自分をよく見せることしか考えていない。特定の会派を悪玉にするやり方は、ワイドショー的には盛り上がるが、本当に都民のためになっているか疑問》(50代・本庁部長級)  そして、60代の外郭団体職員は、《敵を作ることで生きてきたため、IOCも組織委も味方にできなかった》と嘆く。  ここまで紹介したのは、あくまで2020年1月に発表された時点での意見。そこで本誌が、直近の小池都政について都職員たちに取材をすると、手腕を発揮したかのように見えた「コロナウイルス対策」にも、都庁内では疑問符がつけられていることがわかった。 「感染者が増加してもアラートを止める。『東京アラート』って、なんの意味があったんでしょう。現場は、『わけがわからない』と言っています。だれも、感染拡大が落ち着いたとは見ていないですから。  都はもともと防災対策がしっかりしていて、組織力があるんです。コロナ対策は、小池さんではなく、もし舛添さんが知事でもできたと思いますよ」  そう話すのは、ある40代の出先課長級職員。別の50代の都職員は、こう語った。 「小池さんより石原さんのほうが、よほどやりやすかったです。職員の意見をちゃんと聞いてくれましたから。  しかも都議会では、都民ファーストの会が幅を利かせて困っています。ろくに勉強していない素人集団。ほかに実務ができる都知事候補者がいるなら、小池さんはお辞めになってほしい」  宮地美陽子特別秘書ら、「側近の言うことしか聞かない」という声もアンケートで多かった。だが、後藤氏は職員たちの複雑な本音を明かした。 「『極端な人が知事になるよりは、まだ小池さんのほうがいい』と思っている職員は多いと思います。本当は行政の実務に長けていて、パフォーマンスより地に足がついた人を求めていますが、そんな人物は……」  小池都知事にNOを突きつけたいが、取って代わる候補者がいないーー。最後に、前出のアンケートにあった40代の本庁課長代理級職員の、こんな虚しい意見を紹介しよう。 《前任、前々任といずれも任期途中で職を投げ出したが、今回は1期を全うできそうなので、それだけでもありがたい》 (週刊FLASH 2020年7月7日号)

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