【阪神】大山、マー撃ち先制打!「とにかく必死に食らい付いていった」ファインプレーでもチーム鼓舞
◇24日 交流戦 阪神―楽天(甲子園) 難攻不落の相手からようやく1点もぎ取った。阪神打線は何度も絶好機をつくりながら、楽天・田中将に要所を押さえられていた。0―0で迎えた6回、5番の大山が均衡を破った。 2死二塁、カウント2―2から136キロの変化球に食らいつき、センター前へ。田中将のこの試合84球目を捉え、先制タイムリーとした。 「打ったのはスライダー。前の打席で悔しい思いをしていたし、何としても点を取りたい展開だったので、とにかく必死に食らい付いていった。(中野)拓夢もよく走ってくれたし、ホームにかえすことができてよかった」 打線は1回に1死三塁、4回に無死三塁、5回に1死一、二塁と先制のチャンスはつくった。問題はそこからだった。ギアを上げた田中将にいずれも後続を打ち取られ、ホームが遠かった。大山も4回2死三塁で一邪飛に打ち取られていた。 田中将の存在感ばかりが大きくなる展開。ファインプレーで風向きを少し変えたのも大山だった。先制する直前の6回守備。2死一塁で楽天・渡辺佳の放った飛球は左翼ポール際へ。抜ければ先制失点となるピンチで、フェンスに体をぶつけながら捕り、失点を防いだ。
中日スポーツ