新ホール整備や眉山ロープウエイの料金改定などについて議論 徳島市議会12月定例会の委員会【徳島】
JRT四国放送
12月13日、徳島市議会は12月定例会に提案された議案を審議する委員会が開かれ、新ホール整備や眉山ロープウエイの料金改定などについて議論が交わされました。 新ホール整備における県市協定の改定などに、徳島市議会の議決を必要とする条例案の再議をめぐっては、協定を白紙に戻した場合の対応などを徳島県に確認をする必要があるとして継続審査となっていました。 そして、この日、徳島県の回答が議会に示されたものの、徳島市の質問に答えていないとして、県の対応に議員から批判が相次ぎました。 (朋友会 加村祐志議員) 「県は新ホールを白紙に戻した場合に、県は新ホールを整備しないのか、県に確認をしてくださいって求めている訳ですよ。それ答弁にないじゃないですか?」 (自民党徳島市議団 岡孝治議員) 「なんぼ聞きに行っても、県はこれ以上のことは言わない。唐突に会わんかって言われて4項目の同意事項の中に(県市協定の改定を)放り込んだ。だから今回のことは、市長、あんたは悪くないと言ってる。だまされたらダメですよって、詐欺師の手口って言いよるだろ」 このあと、総務委員会としての結論を出すべきという意見もあがりましたが、引き続き審議すべきとした意見が多数となり、「再議」については継続審査となりました。 また、産業交通委員会では、眉山ロープウエイと阿波おどり会館の利用料金の上限を引き上げる条例案について議論が交わされました。 議員からは眉山ロープウエイの想定料金を問われ、市は、大人往復を1030円から1500円、子ども往復を510円から800円に引き上げる方針を示しました。 さらに阿波おどり会館については、夜公演の一般を1000円から1600円、小中学生500円を800円と説明しました。 これに対し議員からは、「適正な価格を見極めるべき」や「市民が納得できる料金を期待している」といった意見がありました。 料金改定は、いずれも2025年4月からの予定で、徳島市は今後、議会を経て指定管理者と協議し、利用料金を決める方針です。