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車椅子のまま運転できるバイク・コアラ 製作者の夢は「パラリンピックマラソンの先導車に使ってほしい」

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モーサイ

パラリンピックに合わせて注目したい「車椅子でも乗れるバイク」

延期されてしまった東京2020オリンピックの開催予定まで再び1年を切った。ということはもちろん、同年に開催される東京2020パラリンピックも近づいているということだ。 【関連写真8点】スーパーカブを2台連結し、中央に車椅子ごと乗り込む発展型も! オリンピック、パラリンピックは人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治、障がいの有無など、あらゆる面での違いを肯定し、自然に受け入れ、互いに認め合うことで社会は進歩するという理念のもと開催される。 バイク界にも、この理念に沿うような「車椅子でも運転できるバイク」が存在する。神奈川県相模原市でサイドカーやトライクの製造などを行っている片山技研が2013年から製作を続けている「コアラ」だ。

バイクの後方にはスロープ状に展開する乗り込み口が設けられ、ライダーが車椅子に座ったまま乗降車し、足を使わずに操縦することができる。 この構造が袋に子供を入れる有袋類のように見えることから、「コアラ」の車名が付いたそうだ。ちなみにローマ字で車名を書くと「COALA」。動物のコアラのスペルは「KOALA」だが、KをCと変えたのはCの文字の丸い形ををタイヤに見立てたためだという。 「コアラ」(一部タイプを除く)の大きな特徴はサイドカーでもある点だ。運転を担当する車椅子のユーザーが乗れるほか、横の側車(カー側)にパッセンジャーを乗せることができる。 その側車側は「コアラ」を製作するうえで、ベース車両から取り外されたパーツを有効活用して組み上げられている。

片山技研の代表で「コアラ」製作者の片山秋五さん(かたやま しゅうごさん 以下 片山さん)は「せっかく付いているパーツを外してしまうより、くっつけたまま活用したほうが効率的だからさ」と笑うが、「いつも連れ出してもらう側になってしまう車椅子ユーザーを誰かを連れて行く側にしたかった」という思惑もあると話す。 「障がい者の不自由を取り除いてフラットにするだけではなく、健常者と同じ選択の自由を持ってもらう」というのがこのバイクのコンセプトなのだ。

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