鳥インフル まん延防げ 香川・三豊市で消毒
香川県内で相次ぐ高病原性鳥インフルエンザの拡大防止のため、県は16日から、特に発生が集中している三豊市内で消毒を始めた。発生農場周辺の県道や、ため池付近の渡り鳥営巣地に、当面1カ月間、殺ウイルス・殺菌消毒剤を散布する。 県道は約35キロを毎日、散水車で消毒する。ため池は13カ所を2日間かけて消毒。水質など環境に配慮し、堤防裏ののり面部分を上下から重点的に散布した。これを1週間ごとに繰り返す予定だ。 県土地改良課の木村英生主幹は「渡り鳥が原因か、感染経路は不明だが可能性は否定できない。水辺の消毒を徹底して、感染防止に努めたい」と話している。 県は同日、15日に疑似患畜を確認した今季5例目の同市の農場で、約7万7000羽の殺処分を終えたと発表した。
日本農業新聞