どうなる賞金王レース 金谷拓実が平田憲聖との288万円差を逆転する条件
◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 3日目(30日)◇東京よみうりCC(東京)◇7002yd(パー70)◇晴れ(観衆2852人) 【画像】古江彩佳が自身初めてのコンペを開催! 6人による賞金王レースは、大会3日目を終えた時点でランク1位・平田憲聖(1億1244万879円)、同2位・金谷拓実(1億955万1222円)との接戦になった。平田は通算イーブンパー13位、金谷は通算6アンダー4位。現状では、金谷が平田との約288万円差を逆転する位置で最終日に入る。 このまま平田が金谷よりも下の順位で終えた場合、金谷は「2人までの3位タイ」以上の成績で終われば逆転賞金王が決まる。現状の単独4位の場合、「3人までの9位タイ」、もしくは「単独10位」以上で終えれば平田の逃げ切りとなる。 金谷は4位から出たこの日に5バーディ、3ボギー「68」で回って首位とは5打差で最終日へ。「どんな状況でもベストを尽くすことが大事。いつも通り、最後までやりきりたい」と冷静に話した。
3バーディ、5ボギー「72」とスコアを落とした平田は、「ゼロ点です」と厳しい口調で振り返る。 「普段と違う感情があったり、中々良いショットとパットが打てなくて」。シーズンの総合力を図る「メルセデス・ベンツ トータルポイント」で3位の安定感は影を潜め、ここまでの3日間でパーオン率は59.26%でフィールド26位、平均パット数「1.875」で25位と低迷した。 「それ(賞金王)がどうであれ、最後は自分が納得できる形で、良い一日にしたいです」と悔しさをにじませ最終日に向かう。(東京都稲城市/谷口愛純)