プレイバック!箱根駅伝2020 1区 創価大・米満が同大史上初の区間賞
2021年1月2日、3日に開催される第97回箱根駅伝の直前に1年前のレースを区間ごとに振り返る。第96回大会は、青山学院大が2年ぶり5回目の総合優勝。出雲の覇者・国学院大、全日本を制した前回王者の東海大を振り切った。1区は創価大の米満怜が創部以来初の区間賞を獲得した。 表=箱根駅伝2020 全21チーム1区区間記録
1時間1分台の快記録が続出
天候晴れ、気温7℃、心持ち追い風の絶好のコンディションのなか21チームがスター ト。1区は、7km過ぎの新八ツ山橋、17km過ぎの六郷橋で起伏がある程度のフラットなコー ス。3km8分39秒、5km14分23秒のハイペース で進み、耐えかねた選手が次々とこぼれていく。10kmを28分48秒で通過し、15km地点で青学大、国学大、東海大、帝京大、創価大、中央学大、早大、日体大、明大、駒大の10チー ムに。2年連続1区区間賞の西山和弥(東洋大)が、11km付近で遅れる波乱となった。
ラスト3kmのたたき合いは、創価大の米満怜が、終盤で藤木宏太(国学大)を逆転し、 創部以来初となる区間賞を獲得。1区が現行コースになって48年、これまで1時間1分台は9人だけだったが、今回は8位までが1時間1分台という超スピードレースだった。「5強」のうち、駒大は首位から54秒差の9位、東洋大は2分2秒差で14位と不振だったが、まだ致命的なものではなかった。
陸上競技マガジン編集部