乃木坂46・弓木奈於が明かす、坂道研修生の同期との絆「離れた今では愛が増しました」
■坂道研修生時代の“同期”とは離れていても絆が
――グループにちなむお話も伺います。開催中の「真夏の全国ツアー2024」は、5年ぶりのドームツアーに。5年前といえば、弓木さんは坂道研修生として、レッスンやツアーで汗を流していました。 弓木:当時は不安でいっぱいでした。坂道研修生では最年長でしたし、同世代が将来に向けた勉強をしたり、スキルアップのために頑張ったりしているのを見て「私はこの夢を追い続けていいんだろうか」と葛藤もあったんです。でも、家族の応援に励まされていました。私が「辞めようかな」と相談したときには、母が「本当ですか。後悔しませんか?」とたしなめてくれて。離れて生活していたので、家族と再会したときに「強くなった」と思ってもらえるように、坂道グループや乃木坂46への好きな気持ちぶつけまくろうと、がむしゃらに頑張れました。 ――7人きょうだいの大家族であるのも有名で、家族の絆もあって今があるんですね。 弓木:特に、母には支えられています。オーディションを受けたのも、私が坂道グループを好きだと知っていた母から情報を聞いたのがきっかけだったんです。父は私がやることに対して何でも「面白い」と持ち上げてくれますけど、正反対な母は現実と向き合わせてくれて。昔から、母に喜んでもらいたくて、母がやりたいことをマネすることも多かったんですけど「本当にやりたいことは何ですか?」とよく、考えるきっかけも与えてくれました。 ――家族に支えられる一方、写真集を記念したSHOWROOMでは坂道研修生時代の同期である櫻坂46のメンバーからも、お祝いのメッセージが来たと明かしていました。 弓木:うれしかったです。坂道研修生の時代は一緒にいる仲間でしたけど、別グループのメンバーは、離れてしまった寂しさもあります。今はみんなの活躍を、ファンの皆さんのような立ち位置で見ているんです。櫻坂46の守屋麗奈ちゃんが出演番組で褒められていると「今さら、気づきました?」と思ったり、櫻坂46の大園玲ちゃんがメモキャラで注目されていた当時は「メモを見ていたし、知ってましたよ」と思ったり(笑)。一緒にいたときは実力を比べてしまう気持ちもあったんですけど、離れた今では坂道研修生を共にしたみんなへの愛が増しました。 ――別々のグループであっても、坂道研修生時代からの絆は変わらず。 弓木:坂道研修生の同期で「集まりたい」とも話しているんです。日向坂46の高橋未来虹(高の正式表記は「はしごだか」)ちゃんからは「幹事をやって」とお願いされているんですけど、絶対に私はできないので…。誰かと一緒に幹事をやろうかな(笑)。