小池都知事が記者会見5月15日(全文1)休業要請緩和は4ステップで進める
ここで緩んでしまうとまた後戻り
小池:ということで、今ご覧いただきましたように私たちの大切な命、健康を守ってくださっている医療従事者の皆さん、それからゴミ収集の方、スーパーの店員さん。本当に日常生活を支える仕事に従事されている方っていうのは、こんなにたくさんいらしたんだということをあらためて感じた瞬間だったと思います。人との接触を減らすために、今後ともテレワーク、休業、外出自粛などしていただいてる皆さんにも感謝をしたいと思います。 ここまで、取りあえず二百幾つまでいったわけですから、その感染者数が低下をしてきているというのは都民や事業者の皆さまの努力の結果であり、あらためて深く感謝を申し上げ、だからこそ、ここで緩んでしまうと、また後戻りしてしまう。引き続きのご協力をお願いしたいと存じます。ということで、ここまではコロナウイルス関係の、まずはロードマップをご紹介させていただきました。 もう1つ、こちらから都の政策としてのご紹介がございますので。これはスマートフォンの決済アプリによる都税のキャッシュレス納税方法についてであります。これは来月の1日から導入をいたしますので、お知らせいたしておきます。これも、ある意味わざわざ都税事務所に行かなくても済むっていうことなんですが、都内のキャッシュレス決済の普及促進、それから都税の納税者のさらなる利便性を図ると、向上を図るということでございます。現在、キャッシュレス決済によって都税の納税比率は38%でございますが、これを2030年までに70%にまで引き上げるということを目標にしております。今回導入いたしますスマートフォンの決済アプリの利用を促進していこうという考えであります。
都税のキャッシュレス納税
この納税方法の利用開始日でありますけれども、スマホを使っての納税ですが、6月1日は23区内の土地・家屋をお持ちの皆さま方に、固定資産税の納税通知書が一斉に郵送される日にもなっておりますので、早速ご利用いただくことができます。対象税目でありますが、固定資産税、それからほぼ全ての都税に対応しておりまして、利用できますアプリがPayPayとLINE Payの2つになっております。これはとても簡単で、スマートフォンアプリで納付書のバーコードを読み取るというだけで非常に簡単にできます。使い方などを分かりやすくお伝えする動画も作成いたしましたので、こちらのほうをご覧ください。 女性(VTR):都税の納付はスマホアプリで。窓口に行かなくてもスマホで納付できます。操作は簡単。納付書のバーコードをアプリで読み取り、あとは手順に沿って進むだけ。利用できるアプリはこちら。ぜひご利用ください。 小池:こちらの動画につきましてもYouTubeとか電車の車内広告などで周知をしてまいります。例年、都税の支払いに当たりましては多くの方々は銀行などの窓口をご利用されるわけですね。この取り組みですと自宅で簡単、スピーディーに納付ができます。これによって対面による感染リスクであるとか、月末、月初めというのは銀行窓口も混み合います。3密ができる恐れもありますので、感染症拡大防止にもつながる取り組みということで、ぜひご利用、ご活用いただきたいと思います。 また、納税が困難になっておられる、つまりコロナ感染症によってお店を閉めなくちゃいけないとか、なかなか税を支払うというのが難しいというような方々は、徴税、徴収の猶予の制度も設けておりますので、こちらのほうもご利用いただきたいと存じます。ということで、今日はまずはコロナウイルス関係、そして都税についてのご報告、ご説明でございました。では、どうぞ。