小池都知事が記者会見5月15日(全文1)休業要請緩和は4ステップで進める
医療体制を整備、保健所との連携も強化
これらは、だいたい2週間単位をベースに状況を評価しまして段階的に決めてまいります。施設を開く際にはソーシャルディスタンスの確保、そしてそのための入場制限であったり、施設営業時間などの制限を前提としていただくといたします。開いたはいいけれども、またそこからクラスターが出てしまったなどということのないように、それらの衛生的な配慮をしっかりと管理していただきたいと思います。 今後予想されますのが第2波でございます。今、ある程度落ち着いてきている。きのうも幾つか医療施設も実際に見てまいりました。きのう、おとといと。この間をむしろ有効利用しまして、例えばPCRセンターの設置をさらに支援する。それから検査の体制を拡充する。それから発生状況に応じて最大で4000床の病床を確保するなどの医療体制の整備をしてまいります。それから保健所との連携体制も強化をしてまいります。これによって患者情報や感染状況の的確な把握などができる。そのような体制を整備してまいります。 今後、区市町村の方々や、それから経済団体などの意見もお聞きしながら、検討をさらに深めてまいりまして、今日お示しをしているのは、今、骨格でございます。これに肉付けをしまして、来週中にはロードマップを策定いたしまして、公表をするということであります。引き続き外出の自粛、そして接触機会の削減など、感染者の発生を抑え込むための徹底した行動変容、今必要な、とても重要な局面にあるということをあらためてお伝えしたいと思います。
ある種のやったね感がある部分も
いや、39県が解除されましたね、じゃあ次は東京ですねというような、ある種の、やったね感がある部分も、最近の数字を見ておりますと皆さま方の努力が数字として表れてきているという、それは皆さんと共有したいと思いますが、ただし、これから、このあと21日に国がさらに点検をすると、チェックをすると言っておりますけど、連休が終わったあとの2週間後というと、25日からの週になるわけですよね。この辺りをよく見ておかないといけない。2週間後の数字がこれから出てくるわけです。ですからこのステップ、ロードマップに乗せるためにも、これからの皆さんのお1人お1人の行動が重要になってくるということを、あらためて申し上げさせていただきたいと思います。 それから接触削減ということで、よく渋谷のスクランブル交差点の状況、そして商店街の混み具合とか、いろいろ映像でもっても、皆さんも、だいぶ最近増えてきたな、電車で通っておられる方、いや、また戻ってきたなと、いろいろお感じになってくると思いますけれども、やっぱり感染症というのは人と人との接触によって起こるものでございますので、ここをあらためて、いま一度、人と人との接触を、それを変えていくという、それについてあらためて皆さんと意識を共有したいと思います。 そこでおなじみの厚生労働省のクラスター対策班、北海道大学大学院医学研究院教授、西浦さん。あのおなじみの西浦さん。その西浦先生に監修をしていただいて動画を作りましたので、こちらをご覧いただきたいと思います。 女性(VTR):人との接触削減のため、街にいる人の数を減らすこと。人との距離を取り、向き合わないこと。この2つの徹底で短期間での感染収束へ。終わらせよう、私たちの行動で。 小池:ということで、分かりやすい動画であったかと思います。いろんな場面でこれを皆さんにご覧いただこうと思います。今のは15秒版ですけれども、30秒版もございますので、今日から東京公式動画チャンネルの東京動画など、都のホームページなどでご紹介をしてまいります。 もう1つ。これまで大変、都民の皆さんや事業者の皆さん、そして医療従事者、エッセンシャルワーカー、いろんな方々にこの間ご協力いただきました。その感謝の意を込めまして作りました動画をご覧いただきたいと存じます。どうぞ。 男性(VTR):それぞれができることを頑張ってくれている。ありがとう。感染拡大を抑えているのはあなたです。終わらせよう、私たちの行動で。