中谷潤人から学ぶ神足茂利、大差判定勝ちも「負ける夢見たりした」 スーパーフェザー級8回戦【ボクシング】
ボクシングのスーパーフェザー級8回戦が29日、東京・後楽園ホールで行われ、日本同級5位の神足茂利(28)=M・T=が濱田力(28)=DANGAN=を8回判定3―0で下した。日大出身の神足は前戦でライト級に上げて浦川大将(帝拳)に敗れたが、本来の階級に戻ったこの日は前半を正確なジャブ、後半はパワーパンチで支配してジャッジ1者がフルマークの大差判定で完勝した。 「連敗したら今後のことも考えなければいけなくなる。不安もすごくあって、負ける夢を見たりしました。勝って本当によかったです」 この試合前、9月には同門のWBCバンタム級王者・中谷潤人が米ロサンゼルスで行うスパーリング合宿に合流し、3週間みっちり実戦練習に取り組んだ。「中谷くんのそばで学ばせてもらいました」と、神足は充実感をみなぎらせる。その成果が、ここまで9勝(6KO)2敗と好戦績だった濱田を寄せ付けない試合内容につながった。 これで7勝(5KO)2敗1分けとなり、日本ランクもさらに上がることが確実に。神足は「そろそろチャンピオンにならないと。タイミングもあるので来年挑戦できるかはわからないですが、必ずチャンピオンになります」と、近い将来の地域タイトル獲得を誓っていた。
中日スポーツ