モーニング娘。'22、“体力おばけ”はロッキンで何を見せるのか 過去のセットリストから今年の注目ポイントを探る
モーニング娘。'22の『rockin'on presents ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022』への出演が決定した。8月6日・7日・11日・12日・13日の5日間にかけて千葉市蘇我スポーツ公園で開催予定の同フェス、モーニング娘。'22の登場は4日目の12日。これまでロッキング・オン・ジャパン主催の野外フェスへは『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018』『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019』『JAPAN JAM 2022』に出演しており、今回が4度目となる。 【画像】純白の衣装で武道館公演に挑んだモーニング娘。'22 ■“体力おばけ”と呼ばれた『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018』 『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』は主にロック系アーティストの出演が中心だったが、2010年代以降はアイドル系グループの出演も増加。『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018』では、モーニング娘。'18がロックフェスに初出演するということで開催前から話題となっていた。当時のメンバーは9期の譜久村聖・生田衣梨奈、10期の飯窪春菜・石田亜佑美・佐藤優樹、11期の小田さくら、12期の野中美希・牧野真莉愛・羽賀朱音、13期の加賀楓・横山玲奈、14期の森戸知沙希の12人。 最終日4日目の8月12日にLAKE STAGEへ登場したモーニング娘。'18は、40分間で全11曲を熱唱。「One・Two・Three(updated)」「泡沫サタデーナイト!」など近年の代表曲から、いわゆる黄金期の「LOVEマシ-ン(updated)」「恋愛レボリューション21(updated)」といった有名曲まで新旧取り混ぜたセットリストで、普段アイドルを聴かないロックリスナー層へもアピール。真夏の8月の炎天下、野外ステージでの最後までスタミナが切れないパワフルな生歌&ダンスパフォーマンスに、SNSでは“体力おばけ”という異名が定着するほどの評判となった。 ■最大キャパステージに登場した『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019』 翌年の『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019』にもモーニング娘。'19が出演。前回のLAKE STAGEから同フェス最大キャパの6万人を誇るGRASS STAGEへ格上げ、さらに3日目のトップバッターを務めることになり、前年の評判が効いていることがわかる。 ライブ直前にはロッキング・オン・グループの渋谷陽一社長による前説があり、「(前年のステージで)彼女たちは鮮烈な印象を残してくれました」「モーニング娘。を、このフェスは発見したわけです」と観客を煽る。そして登場したモーニング娘。'19、去年から飯窪が卒業したあとの11人で今回は1曲目「みかん」から最終曲「ここにいるぜぇ!」まで50分間全14曲の熱いパフォーマンスを展開した。 前年の“体力おばけ”という評判を受けて、リハーサルは暖房を30度に設定した中で行って本番に備えるという逸話もあった。また、出演1カ月前には小田が頚椎椎間板症にかかってしまいフェス出場が危ぶまれていたが、当日までに回復して無事出演できたのも、結果的にドラマチックな出来事となった。 ■春フェス『JAPAN JAM 2022』に初出場 2020年·2021年はコロナ禍によりフェス自体が開催中止。『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』『COUNTDOWN JAPAN』に続くロッキング・オン第3の音楽フェスと呼ばれている『JAPAN JAM』の2022年版にモーニング娘。'22が出演した。まだ記憶に新しい今年5月1日、SKY STAGEのトップバッターを務め、40分間で全11曲を熱唱。 15期の北川莉央・岡村ほまれ・山﨑愛生が加入した新体制として初のフェス出演ではあるが、佐藤が卒業、さらに当日は加賀楓が病欠のため12人での出演となり、完全な形でのパフォーマンスとはならなかった。しかし、最新シングル曲「大・人生 Never Been Better!」や、ハロプロメンバー出演ドラマ『真夜中にハロー!』(テレビ東京系)のエンディング主題歌として現メンバーが歌い直したことでも話題の「I WISH」など、グループの現在進行形を魅せるステージとなった。