【イケメン対談!】「勝負の時はいっそノーパンでもいい」森山未來×勝地涼×北村匠海の夢の掴み方とは?!
前・後編から成る超大作映画『アンダードッグ』。ボクシングで再起を賭ける男たちを演じている3人が、ViVi読者のために夢の掴み方について語ってくれました! >>オリジナル記事を読む! 【イケメン対談!】「勝負の時はいっそノーパンでもいい」森山未來×勝地涼×北村匠海の夢の掴み方とは?!
立ち上がりたくても立ち上がれないことが誰しもある
――糖質抜きの苦労の末ボクサーの体に仕上げました。 ViVi:皆さんが演じられたのは、ボクシングを通じて何とかもう一度輝こうともがく“ルーザー”たち。それぞれのキャラクターをどう思われたか教えてください。 森山:僕が演じた末永晃は、一度は頂点に手が届くところまでいったのに、ある時ポキッと折れてしまい、それがずっと頭に焼き付いてどうあがいても立ち上がれない、という中で生きている。そういう金縛りみたいになってしまうことって、誰しもあるんじゃないかなと思いながら演じてました。 勝地:僕は、売れない芸人・宮木瞬という役なんですけど、めっちゃカッコいいと思いながら演じてましたけどね。 森山:カッコ良かったよ。 勝地:でしょう? 宮木は壁にぶつかってもがいている。そこであえて明るく振る舞ったり酒に飲まれたりというのが、すごく人間ぽくていいなぁと。彼は最終的に晃と戦うという道を選ぶわけですが、自分も役者として、これからこういう瞬間に何度立ち会うんだろう、と思ってジンとしました……。 北村:僕が演じる大村龍太は、児童養護施設で育った相当アウトローなキャラクター。自分が生きる光をボクシングに見出して、家族を振り回しながら走り続けるんだけど、半ば強制的にその光を失います。でもそこで、今度は振り回してきた家族のために…… という新たな光を見つけて戦い続ける。だから、むしろ後半の龍太のほうが僕はカッコいいなと思いましたね。 ViVi:皆さん、完璧なボクサー体型でしたが、体作りはどのようなことを? 森山:何がきつかったかというと、糖質抜き。 勝地:びっくりするほどイライラしたよね。 森山:5日間完全に糖質断ちをして、試合シーンの前は逆に糖質ばっかり摂るんですよ。そうすると糖質が直接筋肉にいくから、すぐにパーンと筋肉がパンプアップするんです。 北村:だから、映画の中で味噌汁を飲んで「染みるわ~」みたいなシーンがあるんですけど、あれは完全にリアルな反応です。泣きそうになるぐらい美味しかったですよね。 森山:染みた~!! 何が転機になるかなんてその時の自分には分からない。だから何でもやったほうがいい! ――Mirai Moriyama