「水分補給はコーラだった」 ソフトバンク笹川吉康が〝ジュース卒業宣言〟迫る師匠の現役ピリオドに危機感
ソフトバンクの笹川吉康外野手(22)が、大好物を禁止して来季の開幕1軍に向けた体作りに励む。「水分補給はコーラだった」というほど、「大」が付くほど清涼飲料水が好きな笹川が〝ジュース卒業宣言〟をした。 ■元タレント夫人と腕組みハニカミ2ショット【和田毅秘蔵写真】 きっかけは今オフもともに自主トレを行う師匠、柳田悠岐外野手(36)だ。「最近、柳田さんも食事に気をつけていて僕もアドバイスをもらった。(柳田は)すごい体がバキバキなんですよ。『体脂肪が少なくてすごい体が切れる。もっと若い時にやっていれば』と言っていたので、今、僕が若いのでまねしてみようかなと」。シーズンが終わってから、糖分が多いコーラや、油分が多い揚げ物は控えるようにしており、現在14%の体脂肪率を10%まで下げようと食事制限に努めている。 師匠が現役のうちにその背中を追い越す。柳田は来季、7年契約の6年目を迎える。7年契約を結んだ際には「(契約満了で)フィニッシュ(引退)。そこまで決まってます」と話しており、その言葉が現実となるなら、残すはあと2年だ。笹川は「引退してからだったら誰かしら(レギュラーに)上がらないといけないので、そういう形で上がるのではなく、いる時に一緒にできるように。僕は柳田さんが引退する前に一緒にやりたい」。 4年目の今季は7試合出場ながら、6月12日のヤクルト戦で1軍デビュー。同15日の阪神戦で初本塁打と初打点を記録し、打率2割8分6厘、1本塁打、2打点。日本シリーズでもスタメン出場した。「入団してから1軍の舞台に立つこと目指して4年目にようやく達成できた」と、着実に成長を遂げている。ただ、次の目標はあと2年という期限付き。その時は刻一刻と迫っている。 笹川は29日、福岡市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、160万円増の年俸800万円でサインした(金額は推定)。(大橋昂平) 【#OTTOホークス情報】
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