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【ラグビー】ヤマハの新人は全国制覇の守護神! 女子サッカーから楕円の世界へ。

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ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン)

 初めてのラグビー体験は、高校日本一の歓喜から、わずか2週間後のことだった。  高校サッカー日本一から、ラグビー7人制への転進だ。  2020年1月末に、全日本高校女子サッカー選手権で優勝した藤枝順心のGK、伊藤三紗さんは、4月にヤマハ発動機に入社、静岡エコパにホームを置く7人制の女子トップチーム「アザレアセブン」(一般社団法人・アザレア・スポーツクラブ=代表理事 は清宮克幸氏)に加入した。  「トライした時のあの感じ。あの喜び。本当に気持ちがいいんです。ゴールキーパーがなかなか味わうことのできない華って言うんですか、うん、ラグビーではそういう気分も楽しんでます(笑)」

 今春、当社に入社した三紗さんは、18歳。ラグビー歴はまだ半年足らずだが、小学1年時から続けてきたサッカーでは、静岡県の強豪、藤枝順心のGKとして高校日本一も経験している。  女子ラグビーチーム「アザレア・セブン」の体験会に、三紗さんがラグビー未経験者として参加したのは今年1月末のこと。最後の高校選手権決勝で神村学園を下し、日本一に輝いたわずか2週間後だった。

「もう(ヤマハへの)就職は決まっていて、一方で社会人になってもスポーツを続けたいと考えていた時に、お母さんが『ラグビーはどう?』と勧めてくれました。自分でもガタイに自信があったし、直感で『お、いいかも!』と、自分で電話しました。初めてのタックル練習は楽しかったですけど、翌日に重い腰痛がきて『やっぱりサッカーとは違うんだな』と思いました」  ヤマハでは新入社員。 「私が担当する工程は、力を必要とする場面もあります。仕事が終わるとぐったりするほどですが、これもトレーニングの一つになっているかも。それよりも、絶対にミスを起こせないという緊張感はスポーツとは別の次元です」  アザレア・セブンに加わったことで、三紗さんは自分自身の新たな成長機会を見出した。  それは、これまで慣れ親しんできた部活動とは異なり、初心者から日本代表経験を持つベテラン選手まで、さまざまな年齢の、さまざまな背景を持つ選手たちが、共通の目標を描いてチームビルドしていくプロセスにあるそう。 「外国人選手もいる。大先輩もいる。アットホームな雰囲気の中で、そうした人たちと助け合いながら同じところをめざしていくことで、社会人としても成長していけるのではないかと期待しています。多様性のあるチームの中に流れているのは、みんなで魅力的なチームを組み上げていこうという団結心。やりがいを感じています!」  多様性への順応と豊かさを、全身で学んでいく三紗さんのチャレンジ。その輝きがまた、女子ラグビーを彩っていく。

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