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コロナについて、フェデラーとナダルのいない全米OPについて、ジョコビッチが語る

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THE TENNIS DAILY

8月末から開催される「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月31日~9月13日/ハードコート)に、“ビッグ3”のうちで参加するのはただ一人、世界王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)だけだ。多くの選手たちが出場辞退したこの大会にジョコビッチが出場を決めた理由や、複数の新型コロナウイルス感染者を出して世界中から批判を浴びた「アドリア・ツアー」について、米ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで語った。 【動画】ジョコビッチが全米OP会場で神ワザ! ジョコビッチは現在世界ランキング1位、2020年の戦績は18戦全勝だ。だがコロナ禍でプロテニスツアーが中断している間に、ジョコビッチは様々な批判を受けた。まず彼が企画した、旧ユーゴスラビアの4ヶ国で開催予定だったテニスのエキシビション大会「アドリア・ツアー」で自身と彼の妻を含む複数の新型コロナウイルス感染者を出してしまったことだ。 陽性と判明後、夫妻は2人の幼い子供たちと2週間の隔離生活を送った。ジョコビッチ自身に発熱はなかったものの、4~5日の間疲労感や、匂いや味を感じないという症状があり、トレーニングに戻った直後にはスタミナのなさを感じたそうだ。 「アドリア・ツアー」に出場していた選手たちは互いにハグしたり、ハイファイブをしたり、試合後のパーティでは上半身裸で踊ったりしていたので、クラスターになって当然と非難された。だが当時セルビアとクロアチアでは感染者数はとても少なく、社会的な制限は大幅に緩和されていた。 ジョコビッチは、「僕らは“こうしろ”と言われたことはすべてやったし、規則に従った。でもそれを外国の人たちが見たら、とんでもないことに見えた、それは理解できる。もっと違うやり方があったかもしれないが、正直悪いことをしたとは思っていない。感染した人々に申し訳ないとは思うけどね」と言う。 彼がワクチン接種に反対を唱えたことも、批判されたことの一つだ。「僕はすべてのワクチン接種に反対しているかのように報道されたけど、そうじゃない。自分が(もしコロナのワクチンが開発されて、それがテニスツアー参加のために義務化されたとしたら)ワクチン接種を強制されるのはいやだ、と言ったんだ。世界中で危険性の低い様々なワクチンが人命を救ったり、病気の蔓延を防ぐことに役立っていることはわかっている。それにまで反対しているわけじゃない」 ジョコビッチは「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月22日~28日/ハードコート)や「全米オープン」に出場する選手たちのために大会側が用意したホテルには泊まらず、近くに木々に囲まれた家を借り、帯同してきたコーチら3人のチームメンバーとそこに泊まっている。 もちろん、ホテルなら滞在費は大会側が持つが、借りた家の費用ジョコビッチの自腹で、外出などについての規則が守られるようにセキュリティを雇うお金も自分で払わなければならない。 「払う価値はあるよ、この方が気分もいい。だから、回復にもいいし、会場にいない時に外の空気を吸える」 33歳のジョコビッチにとってこれが61回目のグランドスラム大会の出場となるが、“ビッグ3”の他の二人、ロジャー・フェデラー(スイス)もラファエル・ナダル(スペイン)もどちらも出ていないことは初めてだ。グランドスラムで17回優勝し、世界ランキング1位通算在位週が282週であるジョコビッチは、優勝20回、1位在位310週というフェデラーの記録に追いつき、追い越すことは大きな目標の一つであるという。 それと同時に、もしも“ビッグ3”が三人とも出場しなければ、それは「全米オープン」にとって大きな打撃だっただろう。「まず、自分の体のことを考えなきゃいけない。それから、チームのみんなが来てもいいと言ってくれるかどうか。そしてもちろん、トップ選手の一人として、出場する責任を感じた。テニスツアーが再開するのは大事なことだからね」 (テニスデイリー編集部) ※写真は「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」大会前練習時のジョコビッチ (Photo by Peter Staples/ATP Tour via Getty Images)

(c)テニスデイリー

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