アクア ホーム連勝ならず 強豪JTに1-3
バレーボールVリーグ1部(V1)女子のKUROBEアクアフェアリーズは15日、黒部市総合体育センターでJTマーヴェラスに1-3で敗れ、ホーム2連勝はならなかった。通算2勝5敗。 強豪に勝利した前日の勢いそのままに第1セットを取ったものの、第2セット以降は昨季覇者に圧倒され、流れを取り戻すことができなかった。 第1セットは、リベロの立石を中心に粘り強い好レシーブを見せたほか、リーや舛田の強打でリードを広げた。第2、3セットは相手のスパイクに対応しきれず、第4セットは序盤から一方的な展開とされた。 次戦は21日、兵庫県のウインク体育館でトヨタ車体クインシーズと戦う。 試合に先立ち、富山市のミュージシャン高原兄さんと黒部市を拠点に活動する歌手のTomomiさんが登場し、アクアの新応援歌などを披露した。 ■連係強化 次戦へ前向き アクアはリーグ2連覇を狙うJTを相手に、自分たちのバレーを展開して第1セットを先取し、他のセットでも一時リードを奪った。エースのリーは「負けて残念という気持ちよりも、修正点が見つかったという思いが大きく、いい試合だった」と振り返った。
JTの堅守に対抗するため、ライン際のスパイクや、ブロックに当ててボールをコート外に出させるテクニカルな攻撃で勝機を狙った。アウトサイドヒッター(OH)のリーはチーム最多の24得点、舛田が15得点を挙げ、いずれも4割以上の高いアタック決定率を記録した。 ただ、サイド攻撃中心となり、中央での得点はやや貧弱。JTのミドルブロッカー(MB)陣が9得点したのに対し、アクアは細沼の4点のみ。小杉(富山市出身)と道下の新卒2人は無得点に終わった。 リーは今後勝っていくための課題として「MBとの連係を高めたい」と強調。「次戦までにもっと強くなる」と前を向いた。 (橋本京佳)