ピーチ、大分就航 成田から1日1往復、温泉など旅行需要狙う
ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は2月19日、成田-大分線を開設した。1日1往復のデイリー運航で、ピーチが大分へ就航するのは初めて。大分は同社の九州路線では6番目となり、別府や湯布院といった温泉地と九州内の観光地を巡る旅行需要を狙う。 3月27日に終了する冬ダイヤの運航スケジュールは、大分行きMM559便が成田を午前8時35分に出発して、午前10時30分着。成田行きMM560便は午前11時10分に大分を出発し、午後0時45分に到着する。機材はエアバスA320型機で、座席数は1クラス180席となる。2月から3月にかけては新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響に伴い、曜日により運休が発生する。 大分はジェットスター・ジャパン(JJP/GK)が成田から乗り入れており、競争激化が見込まれる。 19日の初便は、大分行きMM559便(A320、登録記号JA09VA)は乗客177人(うち幼児3人)を乗せて成田を午前8時40分に出発し、大分には午前10時29分に到着した。大分発の初便となった成田行きMM560便は午前11時13分に出発し、67人(幼児ゼロ)が利用した。成田発の初便利用客によると、大分行きの初便にはピーチのメイン客層である20-30代の女性のほか、40-50代の利用客も多くみられたという。 新型コロナの影響により、初便就航行事はすべて中止となった。また、就航記念品のキーホルダーは搭乗口では手渡しせず、機内で客室乗務員がかごに入れて配布した。 ピーチの成田発着の国内線は、2月10日に就航した女満別線を合わせ12路線となった。本拠地である関西空港の国内線も、重複する両空港間の路線を含め12路線で、成田と関空が国内線の路線数で並んだ。
Yusuke KOHASE