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ラブシーンも!ジュリーこと沢田研二が主演映画で見せた色気の変化

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HOMINIS(ホミニス)

1967年にザ・タイガースのボーカルとして芸能界デビューしたジュリーこと沢田研二。全盛期を迎えていたグループサウンズの中でも、貴公子然としたルックスと男の色気を感じさせる沢田の人気はとりわけ高く、ザ・タイガースは瞬く間に熱狂的な支持を獲得した。 【写真を見る】「炎の肖像」に主演した沢田研二 その後、1971年にザ・タイガースが解散すると、グループ・サウンズブームを牽引したザ・テンプターズの萩原健一らとともにPYGを結成。本格的なロックバンドに挑戦する一方で、同年に「君をのせて」でソロデビューを果たすと、徐々にバラエティやドラマ、映画にも徐々に進出。アイドル歌手の枠を超え、昭和のスーパースターとして活躍することになる。今回は、過去に沢田が主演した映画2作品を紹介する。 ■ジュリーの愛称で人気のロック歌手を演じる まず、1作目がソロとして映画初主演を飾った『炎の肖像』(1974年)。ここで沢田が演じたのは、ジュリーの愛称で人気のロック歌手・鈴木二郎というまるで沢田の分身のような役柄だ。加えて、作中では沢田へのインタビューや映画の公開直前に行われた沢田のライブシーンが収められていることも、沢田と鈴木を強くシンクロさせている要因だろう。 本作で沢田は、荒っぽい言葉が飛び交う喧嘩や過激なラブシーンに挑戦。その作風はとてもトップアイドルが主演するのに似つかわしいとは言い難く、ある意味で問題作といってもいいかもしれない。しかし、そうした型破りな演技も、アイドルのイメージから大人の男へ昇華した過程と捉えれば、まさに沢田がアイドルから脱却する瞬間を収めた貴重な作品といえる。 ■鈴木清順監督による妖艶なスペクタクル そして、もう1作が『夢二』(1991年)。『炎の肖像』の公開から17年が経ち、40代になった沢田の主演作で、『ツィゴイネルワイゼン』『陽炎座』に続く「大正浪漫三部作」の最終編。沢田が演じる竹久夢二は、紙風船のごとく軽やかに色香をただよわせる、昔の色男もしくは遊び人といった風体だ。 そんな沢田を中心に、これが映画初出演となる毬谷友子と長谷川和彦、初の本格的な男役として出演する坂東玉三郎などの豪華共演陣が集結。赤く染まる紅葉の金沢を舞台に次々に繰り広げられる妖艶なスペクタクルは、見る者をまるで大正当時にタイムスリップしたかのような感覚で作品の世界観に引き込こんでいく。 両作品から、荒々しさを感じる若き日の沢田と紆余曲折を経た大人の沢田という異なる俳優・沢田研二を楽しむことができる。それぞれの作品で沢田が醸し出す色気の変化に注目だ。 文=安藤康之

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