大事故で入院中のウッズに「ささやかな贈り物」。盟友たちが赤と黒のウッズスタイルで激励
自動車事故で大怪我を負ったタイガー・ウッズを励まそうと、仲間たちが行動を起こした。世界ゴルフ選手権シリーズ「WGCワークデイ選手権」の最終日となった28日、出場選手が赤いシャツに黒のキャップとパンツという“最終日のウッズ“スタイルでプレーしたのだ。 【画像】「感動は言葉に表せない」ウッズ本人が綴った盟友たちへの感謝のメッセージ 米メディア『ESPN』によれば、トニー・フィナウは「彼が日曜日にプレーするのを何度も何度も見て楽しませてもらった。タイガーが日曜日に身につけてきた赤と黒を着ることが、僕たちがついていることをタイガーに知らせるのに一番いい方法だ」と今回の経緯を説明。また、出場者の若手の中で最もウッズと親しいというジャスティン・トーマスは、「はっきり言って、彼を助けるために僕たちができることはないが、彼が何らかのサポートを感じることは重要だと思う」と話しているという。 トラブルがあって衣装が間に合わなかったというコリン・モリカワも、「タイガーは僕にとって全てだ。彼が万全で、早く回復することを祈っている」と言葉で深い愛情を示している。 また、ウッズの存在の大きさを感じさせるコメントも目立った。 ロリー・マキロイは「タイガー・ウッズがいなかったら、ツアーやゴルフというゲームは一般的にもっと低い地位にあったと思う」と話し、セバスチャン・ムニョスも「彼は今日僕がゴルフをする理由になった人だ。彼がどれだけ僕の人生に影響を与えたか考えたら、今日のはささやかな贈り物に過ぎない」と語っている。 他にもジェイソン・デイやトミー・フリットウッド、キャメロン・チャンプ、パトリック・リード、ジョン・ラームら錚々たるメンバーが衣装でプレーし、ウッズを励ましたという。 赤と黒の衣装は若い頃にウッズの母親が勧め、それからお馴染みになったもの。思い入れのある衣装を着た仲間たちのプレーに、ウッズ自身はTwitterで「テレビをつけてみんな赤いシャツを着ているのを見たときの感動は言葉に表せない。すべての選手とすべてのファンへ、あなたたちは私がこの苦しい時間を乗り越えるのを助けてくれている」と感謝の気持ちを返した。思いはしっかりと届いているようだ。 構成●THE DIGEST編集部