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ネット踊り裾野広がる 郡上おどりライブ配信閉幕

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岐阜新聞Web

 新型コロナウイルスの影響で全日程を中止した岐阜県郡上市の国重要無形民俗文化財「郡上おどり」の代替策として、7月から9夜にわたり実施されたライブ配信が幕を閉じた。インターネットで配信された映像の再生回数は最終日前の8夜の合計で約47万回、視聴者数は約20万人を記録。郡上おどり運営委員会は「結果として踊りファンの裾野を広げられた」と、コロナ収束後の動員増に期待をにじませる。  郡上おどり保存会が実演した踊りとおはやしは動画投稿サイト「ユーチューブ」やフェイスブックで配信され、地元ケーブルテレビでも同時放送された。当初は苦肉の策として開催に踏み切った新企画だったが、「踊りの灯を絶やすまい」と心を一つにする国内外の踊りファンが大勢参加した。同委員会は「予想を上回る盛況で、図らずも踊りを知ってもらえる良い機会となった」と振り返る。  「今回の経験を来年以降に生かし、収束後に現地で踊りたいと思ってもらうことが大切」とも述べ、来年以降のライブ配信の実施は未定としつつも、一定の手応えをにじませた。ライブ配信に参加した八幡おはやしクラブの古池五十鈴会長(80)は「国境を越えて踊り好きが心を一つにする機会になった」と語る。「ファンが各地から配信を盛り上げようとする雰囲気があった。関係者には感謝しかない」と目を潤ませた。  最終日のライブ配信は今月5日夜に行われ、収録会場の郡上八幡旧庁舎記念館(同市八幡町島谷)には、おどり納めの風物詩で踊り屋形の収納を見送る笹竹(ささだけ)ちょうちんも飾られた。「来年は、切り子灯籠のその下で、郡上おどりができるよう」―。踊りの最後に歌われる曲「まつさか」は来年の開催への願いを込めた歌詞で締めくくった。

岐阜新聞社

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